歪の低減、ソフトウェアシャットダウンの回避に寄与に寄与
2012年4月10日 – 消費者が求める十分な音量と高品質サウンドに応えるため携帯機器設計者が “小さなスピーカで大音量・高音質” を実現しようとする場合、バッテリー寿命と高効率という二つの課題に直面します。
高性能パワー半導体とモバイル向け半導体製品で世界をリードするフェアチャイルドセミコンダクタージャパン㈱(本社:東京都渋谷区、社長:雨宮隆久)は、益々充実するオーディオIPソリューションポートフォリオ、世界レベルのサプライチェーン、そして携帯機器メーカーにとって高付加価値型サプライヤーとして認識されるリーダーシップ等を基盤に、昇圧レギュレータ及びバッテリーAGC回路内蔵、2.3W D級オーディオアンプFAB3103を発表しました。
FAB3103は、3.6Vリチウムイオンバッテリーを使用した場合、昇圧レギュレータを内蔵しているため、その供給電圧が2.5V~5.2Vの範囲で十分なオーディオ出力を得ることが可能になり、スマートフォン及び携帯電話端末、タブレット端末、ポータブルメディアプレーヤー等に最適です。
低出力時には静止電流の低減、効率向上のため、昇圧レギュレータは自動的にシャットダウンされ、バッテリー寿命の延長に寄与します。また、供給電圧が低い場合には最大出力パワーを制限するようにバッテリー自動ゲイン制御回路(AGC)が動作し、ゲインを抑えると同時に、歪の発生を抑制し、バッテリー電圧低下によるシャットダウンを回避します。
12バンプWLCSPパッケージで供給されるFAB3103は、短絡保護、低電圧誤動作防止回路(UVLO)、クリック/ポップノイズ抑制回路等を含む各種保護回路を搭載しています。また、低EMIデザインにより、フィルタを必要とせず、さらに、差動オーディオ入力の場合には、高いノイズ除去特性により高品質サウンドを実現します。
フェアチャイルドはモバイル・テクノロジーのリーダーとして、特定のデザインから生ずる要求にも応えられるよう、カスタマイズ可能な多数のアナログおよびパワーIPポートフォリオを提供しています。先端の回路技術を小型で最新のパッケージに集積する一方、デザインのコスト、サイズ、および消費電力を削減することにより、フェアチャイルドはモバイルユーザーに大きな利益をもたらします。フェアチャイルドのモバイルIPは、今日、市場に流通するほとんど大部分の携帯電話端末で採用されています。
価格:
0.44ドル(1,000個購入時)
入手性:
サンプル出荷中
量産納期:
8-10週間
製品の各種資料はこちらをご参照ください。
データシート:
http://www.fairchildsemi.com/ds/FA/FAB3103.pdf