フェアチャイルドセミコンダクター、 2013年エコデザイン・スタンバイパワー規制(ErP Lot 6)を ワンチップで満足する次世代のパワースイッチシリーズを発表

FSJ_FSB1x7H_Oct2011mWSaver™テクノロジの採用により、35W迄の補助電源で最少の電力消費を実現し、最も厳しい待機電力規制もクリア

2011年10月13日 – 2013年エコデザイン指令のスタンバイパワーを対象にした規制(ErP Lot6 )では、電気製品のスタンバイ時の最大消費電力(待機電力)を0.5W以下にすることを要求しています。この要求はPC、ゲーム機器、LED TV 等のアプリケーションにおける補助電源の設計にとって大きな課題になっています。

高性能パワー半導体とモバイル向け半導体製品で世界をリードするフェアチャイルドセミコンダクタージャパン㈱(本社:東京都渋谷区、社長:雨宮隆久)は、待機電力0.5W以下の実現に挑む設計者を支援するため、次世代のグリーンモード・フェアチャイルド・パワー・スイッチ(FPS™)、FSBシリーズを発表しました。
フェアチャイルドのmWSaverTM テクノロジを採用したことにより、FSBシリーズはスタンバイ時、或いは無負荷時の消費電力が非常に低く、世界各国のスタンバイモード時のガイドラインに適合しています。

FSBシリーズは先進の電流モード・パルス幅変調(PWM)回路と、アバランシェ降伏に強い700VセンスFETを同一パッケージに統合したソリューションです。これまでのものと比べ、補助電源を設計する上で、スタンバイ時の省エネ効果が高く、小型化、信頼性の向上、そして、低いシステムコストを提供します。

mWSaverTM テクノロジに導入された5項目の独自技術の内の一つであるAX-CAP™ 回路は、X-キャパシタを放電させる為のブリーダ抵抗を取り除くことを可能にし、安全規格IEC61010-1を満足させた上で、EMIフィルタで発生する電力損失を低減させます。また、mWSaverTM テクノロジのグリーンモード機能は軽負荷時にスイッチング周波数をリニアに低下させるオフ・タイム変調方式で動作し、スイッチング損失の低減に寄与します。更に、FSBシリーズは動作電流が非常に低く、軽負荷時の消費電力規制を十分にクリアします。

FSBシリーズには、サイクル毎の電流制限、オープンループ保護、ブラウンイン・ブラウンアウト保護、ハイライン/ローライン入力補正による定電力出力制限、ヒステリシス付き過熱保護、UVLO及び過電圧保護等の保護回路が搭載されています。また、FSBシリーズは異なる電流定格のMOSFETを統合した製品展開を行い、35Wまでの設計をカバーします。ラインアップの最初にリリースされる製品は、2A MOSFETを統合したFSB127Hで、8ピンDIPパッケージで提供されます。

フェアチャイルドセミコンダクターのmWSaverTM テクノロジは、施行または提案中の国際規制/基準を満たすよう無負荷及び軽負荷時において業界トップクラスの低電力消費を提供し、設計における占有面積の削減、信頼性の改善、低システムコストを可能にします。

価格:
FSB127H    1.56ドル(1,000個購入時)

入手性:
サンプル出荷中

量産納期:
8-10週間

製品の各種資料はこちらをご参照ください。
データシート:
http://www.fairchildsemi.com/ds/FS/FSB127H.pdf