2014年10月6日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、高いケーブル保持力をもち、FPCを少ない力でスムーズに挿入可能なNon-ZIF(Zero insertion Force)タイプの製品として最小クラスとなる「0.30mmピッチFPCコネクター(504281)」を発表した。
0.30mmピッチFPCコネクターは、狭ピッチかつ高さ1.00mm、幅2.75mmと非常にコンパクトな設計によって実装面積の省スペース化に寄与する。本FPCコネクターは、デュアルコンタクト(両面接触)Non-ZIF設計を採用しており、接点が上下両面に設けられているため、ひとつのコネクターで上面および下面接触に対応する。これにより設計と部品調達が簡素化できると共にケーブル取付も容易になる。
また本コネクターは、スタッガード(互い違い)コンタクト設計が採り入れられており、隣り合う端子接点(コンタクトポイント)間の距離を最適化することで、コンタクトへの段階的な嵌合を実現し、スムーズかつ低い挿入力での取付を可能としている。さらに、ハウジング内壁と端子との間に0.05mm以上の十分なスペースを設けることで、半田フラックス上がりを防止している。
0.30mmピッチFPCコネクター(504281)は、モレックス製フロントフリップタイプFPCコネクター503566シリーズとフットプリントが同じため、設計柔軟性が向上し、用途によって異なるニーズに容易に対応できる。
本コネクターは、コンパクトデジタルカメラやデジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラをはじめ、タブレットやノートPC、患者モニタリングや治療・手術用機器などの医療用途に適している。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト http://www.japanese.molex.com/product/smt_ffc-fpc.htmlをご覧下さい。