2014年6月4日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、ネットワークや通信用途におけるバックプレーン電源供給向けに「EXTreme OrthoPower™直交ダイレクトパワー用コネクターシステム」を発表した。EXTreme OrthoPowerシステムは、電源カードを用いてラインカードに入出力30.0Aの電力を供給し、絶縁プラスチックによって電源コンタクト部を2つに分けるスプリットブレード技術によって1モジュールあたり合計60.0Aを供給できる。
モレックス、ニュープロダクトデベロップメントマネージャーのリッチ・ベンソンは、「システムのさらなる高速化やよりコスト効率の高いソリューションに対するニーズから、ラインカードへ電力を直接供給するダイレクトパワーの重要性が認められ始めています。最終製品設計の現場では、スペースや配線の制約に加え、如何に効率的にラインカードへ電力を供給するかが課題となっています。この革新的な直交タイプのEXTreme OrthoPowerコネクターは電源カードに実装され、各ラインカードに直接電力を供給します。」とコメントした。
市場で初めてダイレクトパワー直交構造を採用したモレックスのEXTreme OrthoPowerシステムは、直交バックプレーンコネクターを用意する必要がないため、コスト低減に寄与する。EXTreme OrthoPowerコネクターは、実績のある電源コンタクト部設計と、嵌合時の的確な位置合わせを可能にする堅牢なガイドシステムを特徴としている。堅強な直交タイプのハウジングを備えたEXTreme OrthoPowerシステムは、EXTreme LPHPowerやEXTreme Ten60Powerシステムといったモレックスの定評のある電源用コネクター製品をベースに設計されている。
ベンソンは、「ダイレクトパワー直交アーキテクチャは、電源配線に必要な部品点数を減らすことでコスト低減に貢献すると共に、より高い電源能力をコンパクトなパッケージで実現したいというOEMメーカーの要望に応えるものです。」と付言した。
モレックスのEXTreme Power™製品ファミリーは、業界最高クラスの電源密度と高電流の相互接続ソリューションを提供する。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/extremeorthopower.htmlをご覧下さい。