[東京] 2014年2月20日 – 欧州最大のソーラーパネル製造会社であるリニューアブル・エナジー・コーポレーション(Renewable Energy Corporation)の日本法人・RECソーラージャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:関口 剛、以下REC)は、2014年2月26日から28日まで東京ビッグサイトで開催される「PV EXPO 2014(同社ブース:E36-18)」に出展し、RECの品質を優先したものづくり、そして同社が注力する日本市場に向けた取り組みに関して訴求する。
同展においてRECは、開発中のコンセプトモデルとして両面受光タイプのソーラーパネルを展示する。両面受光ソーラーパネルは、太陽光の拡散性とパネル背面への反射光を有効活用することで、従来の片面受光タイプと比べ、発電量を増やす効果が期待できる。REC、プロダクトマーケティング&グローバルマーケット担当ディレクターのセミル・セバーは、「両面受光のソーラーパネルは、反射率の高い屋根材と組み合わせることで効果的に利用でき、透明な天井材や垂直なカーテンウォールなど、設計や用途の面で様々な使用方法が考えられます。」と話している。
国内の太陽光市場についてRECソーラージャパンの関口は、「日本には製品の品質を重視するユーザーが数多くいることから、RECにとって非常に重要な市場となっています。」としており、加えて「2014年度については、RECで生産するソーラーパネルの約25%を日本向けに出荷できるものと期待しており、特に商用分野での利用において、さらなる成長の可能性を感じています。」とコメントしている。
日本における太陽光発電の累積容量は2013年に14GWを超えており、新規設置容量の75%が非住宅向けとなっている。RECでは、2014年と2015年についても、年に9GWから10GWの安定的な成長が続くものと予測している。また商業施設や工場の屋根など10から1,000kWのシステムサイズで運用される商用用途が、引き続き太陽光市場における主要分野と位置付けており、2013年の3-4GWから2014年には4-5GWへと成長すると見ている。
「RECはパートナーシップ、技術革新、そして国際基準を上回る高い品質を重要視し、こうした国内の商用分野における利用用途の開拓に注力しています。国内電力市場改革の進展により、2014年の再生可能エネルギー向け予算は29%増加するなど、市場拡大の方向に進んでいます。しかしその一方で、原子力政策や再生可能エネルギーを軸としたエネルギーミックスに関する政府の意向についてやや不透明な要素が見られ、今後の市場動向に影響を与えるものと懸念されています。さらなる太陽光エネルギーの進展には、グリッドパリティに向けた活動が必要といえるでしょう。」と関口はコメントしている。