2013年12月24日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、各種産業分野における高電流用途に向けて、既存のMini-Fit製品ファミリーと互換性をもち、高電流、高電力密度、中規模電源に対応する「Mini-Fit® Plus 4.20mmピッチコネクターシステム」を発表した。
本システムは圧着端子、ヘッダー、およびPCBレセプタクルで構成されており、16AWGワイヤを使用することで1極あたり13.0Aまで対応が可能である。本システムMini-Fit Plusの端子は、既存Mini-Fit製品の全てのプラグおよびレセプタクルハウジングで使用可能な上、Mini-Fit製品の全てのライトアングルヘッダーはMini-Fit Plusとの互換性を確保している。またMini-Fit Plusコネクターシステムは、既存のMini-Fit Jr.およびMini-Fit BMI(ブラインドメイトインターフェース)システムと同一の基板レイアウトで、ハウジングと治具も共用できる。
Mini-Fit Plusコネクターシステムの主な特徴
- 高電流に対応した独自の合金製圧着端子によって1極あたり最大13.0A定格電流に対応
- 特許取得の細長ディンプル設計を採用した端子によって接続信頼性を向上
- 既存のMini-Fit用モレックス製圧着用治具が利用できるため、新たな治具が不要
- 金メッキ端子特殊品で挿抜回数1,500回、スタンダードシリーズは金メッキ端子では100回、錫メッキ端子では75回と、高嵌合サイクル用途に最適
- 複数ハーネス接続の識別用に白・黒などのカラーオプションが利用可能
本システムは、洗濯機や乾燥機、冷蔵庫などの白物家電、OA用コピー機やプリンター、自販機やピンボール・スロットマシン・ビデオポーカー・パチンコなどのゲーム機、ハブやルータ、電源供給・分電機、サーバー・バックプレーン、医療用レントゲン機器、商用車の電子制御モジュール、飲食物用ディスペンサーなど広範な用途に適している。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト http://www.japanese.molex.com/link/minifit.html をご覧下さい。