日本モレックス、 省スペース設計が求められるワイヤレス携帯機器に向け プッシュプル・タイプおよびヒンジ・タイプの「micro-SIMカードソケット」を発表

プッシュプル・タイプおよびヒンジ・タイプ「micro-SIMカードソケット」

プッシュプル・タイプおよびヒンジ・タイプ「micro-SIMカードソケット」

2013年10月17日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、スマートフォンやタブレットPCなど省スペース設計が求められる各種ワイヤレス携帯機器に向け、短絡防止機能や誤った方向でのカード挿入を防止するカード極性機能などを備えたmicro-SIMカードソケットの新製品2種を発表した。

新たに発表されたmicro-SIMカードソケットは、高さ1.18mmのプッシュプル・タイプ「78755」と、高さ1.40mmのヒンジ・タイプ「78800」の2製品である。これらの新製品は、近年、ますます薄型化が進むスマートフォンにおけるSIMカードソケットと電池カバー間の狭小スペースへの搭載に理想的な低背型ソケットである。

プッシュプル・タイプの78755は1.18mmという極低背サイズであり、優れた電気信頼性を発揮するほか、特別に設計されたカード検出用バネによってmicro-SIMカードの誤挿入を防止する機構を備えるなど、高レベルな機能を兼ね備えた製品である。78755はソケットシェルの半田タブによってPCBへの確実な固定が可能であり、またオーバーモールドされたLCPハウジングにより、実装工程の高温環境下においてもデザインおよびサイズを維持することができる。

ヒンジ・タイプの78800はフロントやサイドからのカード挿抜ではなく、基板中央部へのソケット設置を目的に設計された製品で、狭小スペースや上部方向からのカード挿抜を可能とする。78800はソケットの上蓋が180度に開口可能なため、SIMカードの取り外しや交換が容易である。また独自にデザインされたU字型メタルヒンジを用いたロック機構によって、優れたカード保持性能と電気的な接触信頼性を実現している。

本カードソケットは、薄型スマートフォンをはじめ、タブレットPC、モバイルWi-Fiデバイス、GSM/UMTS(移動体通信用グローバルシステム/ユニバーサル移動体通信システム)モデム、PCカード、無線LANカードなどの用途に最適である。

モレックスのmicro-SIMカードソケット製品群は、標準6極およびオプションで8極プッシュプル・タイプソケットの製品が利用でき、非ハロゲンおよび鉛フリーの環境保護規格に準拠している。

詳しい情報は、 http://www.japanese.molex.com/link/micro-sim.html をご覧下さい。