日本モレックス、 ロックウェル社のフィールドバスコントローラに対応し IP67規格に準拠した PROFIBUS用リモートモジュール「Brad® SST™ IP67 PB3」を発表

IP67規格に準拠したPROFIBUS用リモートモジュール「Brad® SST™ IP67 PB3」

IP67規格に準拠したPROFIBUS用リモートモジュール「Brad® SST™ IP67 PB3」

2013年9月27日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、オンボードPROFIBUSとEthernetの通信ポートを備え、IP67規格に準拠したスタンドアロン型のPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)コミュニケーションモジュール「Brad® SST™ IP67 PB3」を発表した。

Brad SST IP67 PB3は、世界各国で広く普及しているフィールドバス(工場内機器の通信規格)であるPROFIBUS(プロフィバス)用のリモートモジュールであり、ファクトリーオートメーションやプロセスコントロールおよび複合機械といった用途において、Rockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)社のControlLogix、CompactLogixやSoftLogixといったコントローラ製品とEtherNet/IP経由で容易に接続できる。

本リモートモジュールはIP67規格に準拠し、耐塵や防水など過酷環境に適した設計になっており衝撃や振動および高温などに関する試験を済ませている。Brad SST IP67 PB3は設置場所に制約が無く、PROFIBUSに接続された個々のフィールドデバイスとの近接設置が可能なため、コントローラとフィールドデバイスが離れた場所に設置されている場合に発生する、PROFIBUS専用ケーブルを用いた高価な配線費用を大幅に抑えることができる。またIP67規格に準拠していることから、オンマシン設置(機械への直接取付)の場合でも保護用キャビネットが不要となる。

Brad SST IP67 PB3の主な特徴

  • エンジニアリングコンソールを用いたリモート設定および診断が可能なため、イーサネット接続による迅速なコミッショニングにより、導入時間の短縮と関連コストの低減が可能
  • ロックウェル社のソフトウェアアーキテクチャーに完全統合しており、ロックウェル製Logix connectionとの同時使用が可能
  • ソフトウェアにCommDTMドライバを同梱しているため、プロセスコントロール産業のロックウェル製品ユーザーはアセットマネジメント管理も可能
  • 統合2ポートスイッチによってデイジーチェーン配線が可能なため、全てのアプリケーションをスイッチ無しで配線でき、コスト削減に寄与

本リモートモジュールのアプリケーションとしては、自動車組立ラインやマテリアルハンドリングに代表されるファクトリーオートメーションをはじめ、産業廃水処理や農業食品産業、石油&ガス、製薬などのプロセスコントロール、複合機械やCNC機械といった総合機械などがあげられる。

PROFIBUSは、PROFIBUS Internationalの商標です。
Rockwell Automationは、Rockwell Automation Incの商標です。

Brad SST PB3リモートモジュールのハードおよびソフトウェアの設計から開発・生産は、すべてモレックスの工場で行っております。詳しい情報は、www.japanese.molex.com/link/sstpb3remote.htmlをご覧下さい。