[東京] 2013年8月19日 – 欧州最大のソーラーパネル製造会社であるリニューアブル・エナジー・コーポレーション(Renewable Energy Corporation、以下REC)は、中部電力のグループ企業である株式会社シーエナジー(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:山田登紀彦、以下シーエナジー)が運営する2カ所のメガソーラー・プロジェクトに対し、計15,324枚の同社ソーラーパネル「Peak Energy Series」を供給することを明らかにした。
このたびシーエナジーが実施するプロジェクトは、東洋紡株式会社(本社:大阪府大阪市、取締役社長:坂元龍三、以下東洋紡)が三重県と滋賀県に所有する遊休地を同社に貸与し、シーエナジーが同地にメガソーラー発電システムを設置および運営するものである。東洋紡・三重工場(三重県四日市市)の発電所は2013年7月に操業を開始し、発電規模は2.5MW、想定年間発電量は250万kWhである。一方、滋賀県に設置される東洋紡・総合研究所(滋賀県大津市)の発電システムは、2013年7月に着工し同年12月に完工、発電規模は1.3 MW、想定年間発電量は130万kWhを予定している。両プロジェクトの合計発電量は、一般家庭約1,100世帯分の年間使用電力(1世帯当たり3,600kWhで算出)に相当する。
REC Solar Japan株式会社の代表取締役である関口 剛は、「日本のソーラー市場はRECにとって非常に重要なポジションを占めています。これは、2013年第2四半期における当社ソーラーパネル出荷台数の29%が日本に出荷されていることからも明らかです。」としており、加えて「私たちは、シーエナジーからパネルサプライヤーとして選ばれたことを大変嬉しく思います。また今後も引き続き、信頼されるパートナーシップが築けるよう努めてまいります。」と話している。
シーエナジーは総合エネルギーサービス企業として、お客様の重要な経営課題である環境負荷の低減に向けて取り組んでおり、このたびのプロジェクトに際しては、環境に配慮したエネルギー源への投資を念頭にソーラー発電を選択したものである。四日市市の新発電所においては、年間で約2,478トンのCO2排出量を削減する効果が期待されている。東洋紡の両メガソーラー発電は、環境負荷の少ないクリーンな再生可能エネルギーの生産に大きく貢献する。現在、エネルギー政策の転換点を迎えるに際して再生可能エネルギーへの注目が高まっており、ソーラー発電はこれを支える重要な柱の1つである。