日本・東京、2024年5月7日 – 産業向けフラッシュストレージ製品の独立系メーカー・Swissbit(日本法人:スイスビットジャパン株式会社、東京都新宿区、代表取締役 友森 健一郎)は、同社のハードウェアセキュリティキー製品「iShield Key Pro」にUSB-Cモデルを追加し、ラインナップを拡充しました。このたび発表されたUSB-Cインターフェースモデルは、これまでのUSB-Aモデルと同じくFIDO2標準、PIV(Personal Identity Verification)、HOTP(HMACベースのワンタイムパスワード)、TOTP(時間ベースのワンタイムパスワード)などのセキュリティプロトコルをサポートする認証デバイスです。iShield Key Proは物理的なアクセス制御にも使用でき、最も柔軟性の高いセキュリティキーの1つです。また、スイスビットではUSB-AおよびUSB-Cの2つのProバージョンのほか、FIDO2機能に限定した「iShield Key FIDO2」も提供しており、このモデルはウェブサイトやサービスへの安全なログインに最適な製品です。
スイスビットは認証分野の製品ラインナップを継続的に拡大しています。今回、iShield Key ProにUSB-Cインターフェースモデルが加わったことで、今後さらに多くのユーザーに対して効果的なデジタルアイデンティティの保護を提供可能になります。スイスビットのiShield Key Proは、フィッシング、ソーシャルエンジニアリング、アカウント乗っ取りなどのオンライン脅威のリスクを最小限に抑えるだけでなく、ITシステムへのアクセス制御に多要素認証(MFA)を要求するNIS-2などのセキュリティガイドラインの実施にも適しています。
機能・互換性・設定
iShield Key ProはFIDO認証デバイスの標準機能に加えて、文書への署名や暗号化を行うPIVなどの高度な機能やプロトコルをサポートしています。また、オフラインアプリケーション用のHOTPやTOTPなどのレガシーシステムやセキュリティ技術にも対応しています。iShield Key Proは最大42個のTOTPシークレットキーを保存することができ、NFC対応Androidデバイス用の一時的パスワードはAndroid TOTPアプリで生成できます。TOTP、HOTP、PIV機能の一般的な設定には、Windows OS、MacOS、Linux OSに対応した無料ソフトウェア「iShield Key Manager」をご利用いただけます。
多様なアプリケーションの可能性
iShield Key Proは、オール・イン・ワンのセキュリティキーとしてUSB接続とNFC(近距離無線通信)に対応しているため、スマートフォンでも使用できます。さらに、非接触型データ伝送に対応していることから、アクセス制御の分野での応用も可能です。スイスビットではこれら機能の実装にあたって複数の技術パートナーとの協力を開始しており、認証デバイスの導入プロジェクトに関する問い合わせを受け付けています。
スイスビットはiShield Key Proに加えて、FIDO2/WebAuthn規格とその前身であるU2Fに限定したiShield Key FIDO2も提供しており、フィッシング耐性を備えた認証システムをコスト効率良く導入することができます。iShield Key FIDO2もUSB-AとUSB-Cの両方に対応しています。
すべてのiShield Keyファミリー製品は、ドイツ・ベルリンにある自社組立工場において工業用品質で製造されており、-25°Cから70°Cまでの拡張動作温度範囲に対応します。