- 2023年第2四半期の連結売上:2,692億3,200万KRW
- 2023年第2四半期の売上総利益率:前年同期比3%減
- 2023年第2四半期の純利益:119億5,600万KRW
ウルサン・韓国 – 2023年8月17日 – SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2023年第2四半期および2023年上期(2023年1月1日~2023年6月30日)の決算を発表しました。当期、当グループの連結売上は、前年同期(3,427億3,500万KRW)比21.4%減の2,692億3,200万KRWとなりました。今年度累計の連結売上は、前年6月時点での年度累計連結売上(6,811億6,800万KRW)比21.3%減となる5,363億9,900万KRWとなりました。また、累計純利益も前年同期時点での年度累計純利益(820億9,700万KRW)を下回る225億8,200万KRWで着地しました。また当期の売上総利益率は前年同期比8.3%減の16.4%、6月時点での年度累計売上総利益率は前年6月時点での利益率比で9.6%減の15.9%となりました。
単位は百万 KRW | 第 2 四半期 | 6 月までの累計 | ||||
2023 | 2022*
(参考) |
∆% | 2023 | 2022 | ∆% | |
売上 | 269,232 | 342,735 | -21.4% | 536,399 | 681,168 | -21.3% |
売上総利益* | 44,050 | 84,695 | -48.0% | 85,126 | 173,931 | -51.1% |
売上総利益率* | 16.4% | 24.7% | 15.9% | 25.5% | ||
営業利益 | 21,990 | 54,258 | -59.5% | 40,479 | 111,453 | -63.7% |
EBITDA | 31,453 | 62,902 | -50.0% | 58,577 | 128,682 | -54.5% |
EBITDA (%) | 11.7% | 18.4% | 10.9% | 18.9% | ||
金利税引前利益 | 19,613 | 54,643 | -64.1% | 38,355 | 112,173 | -65.8% |
EBIT (%) | 7.3% | 15.9% | 7.2% | 16.5% | ||
当期純利益 | 11,956 | 38,670 | -69.1% | 22,582 | 82,097 | -72.5% |
* IFRS15 適用による調整を反映し参考のため再記載。
予測通り、2023年第1四半期より依然として続くさまざまな地域での地政学的緊張、不安定な経済状況、需要の低下が向かい風となり、当期はSONGWONの各部門が苦戦を強いられました。
強気な価格設定が行われる一方、低需要、顧客の購買行動に関する信頼できる予測の欠如、短期的な見通ししか経たない状況によりますます競争が激化する厳しい市場環境の影響を受け、当期インダストリアルケミカルズ部門の業績は鈍化しました。同部門の収益は、前年同期(2,604億600万KRW)比23.7%減となる1,987億7,400万KRWで着地しました。2023年上期、同部門の売上は前年6月時点での売上(5,092億7,100万KRW)比で22.5%減の3,947億2,100万KRWとなりました。
製品在庫の増加とアジアを中心に激化する価格競争、さらには依然として続くロシアとウクライナの情勢が下向き圧力として作用し、当期ポリマー添加剤事業は苦しい状況に見舞われたものの、全体的な業績は安定して推移し、前期と遜色ない結果で当期を締めくくりました。燃料&潤滑剤事業の需要は前期と同水準で推移し、前期と同等の受注量が確保されました。一方で、すでに実施していた原料価格設定方策に適用された原料価格と運送費の値下げが収益に悪影響を及ぼしました。当期市場において供給が需要を大幅に上回ったことを受け、コーティング事業の業績は鈍化しました。この需要の落ち込みに加え、原料価格の下落による値崩れもマイナス要因となり、前期よりもさらに値下げが進みました。
パフォーマンスケミカルズ部門の業績は、前期と概ね同水準で推移し、顕著な変化はみられませんでした。同部門の収益は、前年同期(823億2,900万KRW)比で14.4%減の704億5,800万KRWとなりました。6月時点での同部門の売上(累計)は前年6月時点での売上(累計)(1,718億9,700万KRW)比で17.6%減となる1,416億7,800万KRWで着地しました。
当期スズ中間体事業では、スズ金属と最終製品の高価格に加え、中国とヨーロッパでの自働車市場の回復の兆候が追い風となり、売上高、受注量、利益率の若干の増加がみられました。アジア市場の回復がみられず、PVC事業は依然として苦戦を強いられたものの、アジア以外での売上が収益にプラスに働きました。ポリウレタン事業部門と熱可塑性ポリウレタン(TPU)事業部門では、安定した原料価格が追い風となりましたが、依然として続く景気後退が韓国において顧客の事業運営に悪影響を及ぼし、需要が落ち込んだことから、競争が激化する事態に見舞われました。
地政学的な不確かさ、インフレ圧力、見通し不透明なマクロ経済環境が依然として続いている2023年は、業界にとって言うまでもなく厳しい一年となることは明らかです。第3四半期を迎えるにあたりSONGWONは、今後も引き続き需要が低下し、原料価格と物流コストが下落することを見込んでいますが、一方で市場の不均衡に対応するために講じている策が功を奏し、新製品が今後の売上と収益にプラスに働くと前向きな見通しを立てています。SONGWONは今後も引き続き自社の戦略を進め、世界の開発状況を把握し、顧客のニーズを最優先していく所存です。警戒を緩めず下期に備えるSONGWONは、今後直面する課題を乗り越え、顧客にとって信頼できるサプライヤーであり続ける企業としての立場を確立していると自負しております。
2023年第2四半期のレポートは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。
www.songwon.com/investors/reports-publications