2013年3月28日 – 日精樹脂工業㈱(社長・依田穂積、本社・長野県埴科郡坂城町)は、このほど、二酸化炭素(CO2)排出量の削減など、環境負荷低減に向けた取組みの一環として、本社敷地内の工場2棟の屋上に太陽光発電システムを導入することを決定しました。
設置工事は、4月より着工し、8月の稼動開始を目指します。
日精は、昨年10月に創業65周年を迎えたことから、その記念事業の一つとして、国による「再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度」に基づいて、本社敷地内の第7工場および第8工場の屋上に太陽光発電設備を設置するものです。
また、社員や来社されたお客様に環境意識・節電意識を高めていただくため、本館棟の1階エントランスに、太陽光による発電量を表示するモニタを設置します。
【太陽光発電システムの概要】
(1)稼動開始: 2013年8月(予定)
(2)投資額: 1億5,400万円(設置工事費)
(3)設置場所: 第7工場および第8工場 屋上
(4)パネル枚数: 3,520枚
(5)発電容量(能力): 約500kW
(6)年間想定発電量: 約605,000kWh
(7)CO2削減効果: 275トンCO2/年(中部電力基準による)
日精では、2007年にNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)との「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」の共同研究として、太陽光発電システムを設置し、4年間発電データの採取・管理を行いました。この発電設備は、本館棟隣りの成形技術センター屋上に太陽光パネル280枚(発電容量50kW)を設置したもので、現在も本館棟の消費電力の約15%を賄っています。
日精は、再生可能エネルギーの創出や社内における節電対策などを実施している他、自社の商品開発においても消費電力を大幅に低減する射出成形機の開発やお客様の成形工場における省エネルギー対策の提案などを行っています。
今後も企業活動と地球環境の調和を目指して、省資源・省エネルギー・汚染防止に努め、環境に配慮したモノづくりを積極的に展開していきます。