SONGWON Industrial Group、2021年第1四半期の決算を発表

• 第1四半期の総売上：2,224億8,700万KRW
• 純利益：91億6,400万KRW（前年同期比0%減）
• 売上総利益率：6%

ウルサン・韓国 – 2021年5月14日 – SONGWON Industrial Group（www.songwon.com）は本日、2021年第1四半期（2021年1月1日～2021年3月31日）の監査後の決算を発表しました。2020年の年度末に需要の急増、特にアジア圏の顧客からの需要がみられたことが追い風となり、SONGWONは好調に新たな年度のスタートを切ることができました。年度をまたいでからも、対象市場においては需要の増加が続いています。当期、同グループの累計連結売上は、前年同期（2,105億4,300万KRW）比5.7%増の2,224億8,700万KRWとなりました。また売上総利益率は21.6%（前年同期：19.7%）となり、純利益は前年同期（111億8,200万KRW）比18.0%減の91億6,400万KRWとなりました。この純利益減はQingdao Long Fortune Songwon Chemical Co., Ltd.の売上の72%分（2021年4月30日施行）について見込み損失を3月に計上したことが影響しています。

新型コロナウイルス感染症により、世界中で依然として医療が逼迫し、経済の不確実性が増している中、SONGWONの各部門は、前期から続く根強い需要に恵まれ、堅調な業績を達成することができました。当期、インダストリアルケミカルズ部門の連結売上は、著しく好調であった前年同期に一歩及ばず、前年同期比1.7%減の1,534億3,100万KRWで着地しました。一方、パフォーマンスケミカルズ部門の連結売上は、前年同期比26.7%増の690億5,600万KRWとなりました。

当期は、需要の増加が続いたことに加え、数ヶ月前に原料価格の上昇を相殺するために実施した値上げが功を奏し、インダストリアルケミカルズ部門の収益にプラスに働きました。競合企業が供給を停止したことにより、当期SONGWONの主力事業であるポリマー添加剤事業部門では利益に直結する需要の増加に拍車がかかり、業績は見込み通りのペースで安定的に推移しました。また当期は燃料＆潤滑剤部門も、予測を上回る業績を達成しました。

自動車市場において安全在庫を確保する動きが活発化し、特に著しい需要増加がみられたことがパフォーマンスケミカルズ部門の当期の業績にプラスに働きました。また、原料価格とロジスティクスの価格上昇を相殺するために実施したスズ中間体の値上げも追い風となりました。さらにPVC安定剤部門も北東アジアでの需要増加を後ろ盾に、新型コロナウイルス感染症の影響からほぼ完全に回復しつつあります。

当期は、物流や配送の遅れが生じる可能性を見込み通常の発注サイクルよりも早い段階で発注する顧客の動向がみられました。現在、利用できるコンテナと積荷スペースが限られていることが、サプライチェーンがすでに抱えている課題をさらに深刻化させていますが、SONGWONはこのような制限にも関わらず顧客指定の納期通り製品を納品することができました。また当期は必要な原料を確保し、安全在庫をキープすることができたため、結果として、需要に応えることを妨げるマイナス影響のリスクを最低限に抑えることもできました。自社工場も問題なく稼働させることができました。

新型コロナウイルス感染症が依然として世界的に拡大していることを踏まえ、SONGWONは今年も昨年同様、当社顧客の業界や世界経済にとって、大変な一年になると予測しています。また今年は、変異種の感染拡大に伴って、企業にマイナス影響をもたらす各種規制が敷かれる可能性もあると予測しています。一方で、ワクチン接種が急速に拡大している現状から、世界経済の回復も現実味を帯びつつあります。堅調なスタートを切ったSONGWONは、当期の好調な業績を当社の長期戦略が軌道に乗っていることの表れだと考えています。SONGWONは今後も引き続き、状況の進展を注意深く見守り、自社の戦略的計画を見直し、原料価格や物流コストの高騰に起因するマイナス影響を緩和するため、適切な対策を実施して参ります。SONGWONは世界的に先行き不透明な2021年においても、目まぐるしく変化する事業環境に適応し、お客様に製品およびサービスを安定供給し、堅調な業績を達成するため十分な体制を整えられていると確信しています。

2021年第1四半期のレポートは以下のリンクよりダウンロードいただけます。
www.songwon.com/investors/reports-publications