- 第3四半期の総売上:1,952億3,700万KRW
- 純利益:87億4,600万KRW
- 売上総利益率:20.8%
ウルサン・韓国 – 2020年11月13日 – SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2020年第3四半期の決算を発表しました。当期、同グループの累計連結売上は1,952億3,700万KRWと前年同期比(2,083億8,800万)比で6.3%減となりました。当期、EBITDAは7.3%増の243億4,900万KRWとなり、純利益は前年同期比で19.8%増の87億4,600万KRWとなりました。2020年9月時点での年度累計連結売上は、6,039億2,500万KRWとなっています。
単位は百万 KRW | 第 3 四半期 | 9月までの累計 | ||||
2020 年 | 2019 | ∆% | 2020 年 | 2019 | ∆% | |
売上 | 195,237 | 208,388 | -6.3% | 603,925 | 617,272 | -2.2% |
売上総利益 | 40,622 | 41,000 | -0.9% | 123,932 | 132,573 | -6.5% |
売上総利益率 | 20.8% | 19.7% | 20.5% | 21.5% | ||
営業利益 | 15,822 | 14,039 | 12.7% | 50,055 | 51,075 | -2.0% |
EBITDA | 24,349 | 22,694 | 7.3% | 76,049 | 78,582 | -3.2% |
EBITDA (%) | 12.5% | 10.9% | 12.6% | 12.7% | ||
EBIT | 15,796 | 13,532 | 16.7% | 50,289 | 51,017 | -1.4% |
EBIT (%) | 8.1% | 6.5% | 8.3% | 8.3% | ||
当期純利益 | 8,746 | 7,302 | 19.8% | 25,350 | 28,905 | -12.3% |
当期も前期に引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い世界経済の不確実性が増し、結果的に多くの業界において、市場の混乱や、需要へのマイナス影響が見受けられました。しかしながらSONGWONのパフォーマンスケミカルズ部門は当期、このような情勢をものともせず、前年四半期比で8.2%増という着実な業績を達成しました。同部門の事業改善がプラスに働いただけでなく、特に韓国において市場回復の兆しが見られたことが結果として需要の増加につながりました。特に東南アジアおよび南アジアでのPVC添加剤の売上増加が顕著に見られました。また、工場の稼働率が上がったことが、スズ中間体/触媒の売上増加につながりました。
一方当期、SONGWONのインダストリアルケミカルズ部門は市場環境悪化の打撃を受け、苦戦を強いられ、結果的に前年同期比で11.3%の減収となりました。市場シェアがわずかに拡大し、為替の値動きが若干有利に働いたものの、市場の需要低下が主なマイナス要因となったポリマー添加剤の売上の落ち込みを補填することはできませんでした。加えて原料価格の低下によって値崩れが進んだことも当期の同部門の売上の下押し要因となりました。一方、予想に反しリードタイムの短い潤滑剤向けの添加剤の需要が増加したことが、当期の業績の上押し要因となりました。
当期、一部の例外はあったものの、自動車市場では持ち直しの兆しが認められました。これが業績に有利に働いたことを理解しつつもSONGWONは、新型コロナウイルス感染症拡大の第2波が再び需要の低下につながることを予測し、警戒を強めています。当期、SONGWONは新製品「SONGFLAME® WB 201」を発表し、サステナビリティを支援する継続的な取り組みを強化しました。この新製品は、コーティング、接着剤、シーラント、エラストマー(CASE:Coatings、Adhesives、Sealants、Elastomers)市場や、難燃性が求められる繊維製品用途での利用向けに開発された溶剤フリーの水性難燃助剤です。当期、SONGWONはグループの最適なコストポジションを維持するため、需要に見合った生産能力を設定し、自社の事業運営継続計画に関連する各種対策を実施しました。
見通し
新型コロナウイルス感染症の拡大が影響を及ぼす期間は依然として不透明であり、今後も厳しい市場環境が続くことが予測されるため、SONGWONは現時点で第4四半期の見通しを立てることは難しいと考えています。新型コロナウイルス感染症拡大の第2波による供給停止の可能性への懸念が高まっていることを考慮しつつ、SONGWONは当期パフォーマンスケミカルズ部門で認められた需要の増加が、第4四半期そして、2021年へと続いていく可能性を慎重に見極めています。また第4四半期は例年通り、顧客の年末在庫調整によるマイナス影響は避けられないと予測しています。需要の予測が困難な現状を踏まえ、SONGWONは予期せぬ需要増加が生じた場合に、十分な供給量と安全在庫を確保しつつ、確実に対応できるよう工場の稼働率を上げ、生産を続けていく予定です。
新型コロナウイルス感染症によるすべての影響を把握することは困難であり、回復にかかる期間も不透明ではありますが、SONGWONは引き続き警戒を緩めることなく、世界の情勢と新型コロナウイルス感染症が業界やさまざまな市場に与える影響を常に注意深く見守って参ります。回復力のある事業モデルと継続的な最適化戦略を自負するSONGWONは、現在置かれている厳しい状況を乗り越えることができる立場を確立できていると確信しています。
2020年第3四半期のレポートは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。www.songwon.com/investors/reports-publications