ミリケンの最新添加剤「デルタマックス™パフォーマンスモディファイヤー」は成型メーカーでのブロックPPの品質向上をお手伝いします。

  • N-plus2020にて上市するデルタマックスは、生産性の向上と物性の向上に寄与します。

日本、東京 – 2020年10月30日 – ミリケン・アンド・カンパニー(米サウスカロライナ州、日本法人:ミリケン・ジャパン合同会社、本社:東京都中央区)は、2020年11月4日から6日まで東京ビックサイトで開催されるプラスチックの展示会N-plus 2020で、ブロックPP用衝撃向上剤の新製品「デルタマックス」を発表致します。

ミリケンのグローバルプロダクトラインマネージャーのエミリーブレアは以下のように述べています。デルタマックスという新しい添加剤により、射出成型メーカーは、より効率的に成型が可能になります。より丈夫な製品を製造し、原材料をより幅広く調達できます。デルタマックスにより、成型業者は樹脂の性能を向上させ、成型温度を下げることで生産性を向上させることができます。

ポリプロピレンを原料とする成型品は、常に高い剛性を維持しながら、高いメルトフローと優れた耐衝撃性を意味する特性の「トリフェクタ」を求めています。しかし、これまで、一つの物性を向上することは、常にそれとは別の物性を犠牲にしていました。しかしながら、今回ご紹介するデルタマックスパフォーマンスモディファイヤーを使用すると衝撃強度を最適化しながらメルトフローを上げることが可能で、これまでのようなトレードオフな関係は、もう過去のものです。

最新添加剤のデルタマックスは、剛性を損なうことなく樹脂の衝撃強度とメルトフローを最大化することにより、さらに効率よく、幅広い用途にPPをご使用頂けるようになりました。メルトフローの高い樹脂を使用すると生産性が向上し、複雑な部品も成型可能になります。成型不良品を減らし成型で使用するエネルギーを削減することで、カーボンフットプリントを改善します。

それらに加え、デルタマックスは、ポストコンシューマーリサイクル材(消費材からのリサイクル)及びポストインダストリアルリサイクル材(産業材からのリサイクル)の改質に効果的です。衝撃とメルトフローをバージン材並みに高めます。この従来にはなかったユニークな性能により、成型メーカーは物性や成形条件を犠牲にすることなくリサイクルPPの利用率を100%まで高めることができます。

本質的にデルタマックスはサプライチェーンにいる樹脂製造メーカー、射出成型メーカー、リサイクル業者などの皆様が、デルタマックスのメリットを享受頂けます。樹脂メーカー、成型メーカー、ブランドオーナーそれぞれが、サステイナビリティの向上とコストの削減を見据えながら、耐久性の向上、創造的なデザインの強化、環境に配慮したプラスチックの使用などの市場のニーズを満たすことができます。

デルタマックスは、ヨーロッパを初め世界のさまざまな場所で、イノベーションの原動力をなるでしょう。弊社ミリケンはこれをサプライチェーン全体へ波及させようとしています。最終的な目標はすべてのユーザーがより優れた製品を、より利益を上げ、よりサステイナブルに成型できることです。デルタマックスの製品群はそれらのニーズに応えて行くでしょう。

11月4-6日に東京ビッグサイトで開催されるN-plusに出展致します。ブースは南ホール4のC-02です。ご来場をお待ちしております。

MillikenおよびMillikenのロゴは、ミリケン&カンパニーの登録商標です。
DeltaMaxは、ミリケン&カンパニーの商標です。