Moxa、過酷な環境でAI・IoTコンピューティングに対応する高性能で堅牢な世界最小クラスのエッジ・コンピュータ「MC-1220シリーズ」を発表

台北(台湾)、2020年8月5日 – 産業用通信およびネットワーキングのリーディング・カンパニーであるMoxaは、過酷な環境でAI・IoTコンピューティングに対応する高性能で堅牢な超小型エッジ・コンピュータ「MC-1220シリーズ」を発表しました。

AI・IoTコンピューティングに対応する世界最小クラスのエッジ・コンピュータ「MC-1220シリーズ」を発表AIは、IoTと組み合わせることで、産業用アプリケーションでの活用が進んでいます。企業はAI機能をクラウドから現場へ移行し、遅延の低減、データ通信およびストレージのコスト軽減、ネットワークの可用性向上を目指しています。製造業、スマートシティ、公共事業といった分野における屋外や過酷な条件下でAI・IoTテクノロジーを実装するには、サイズ、電力、環境の制約など、多くの課題があります。

このたび発表したMoxaのMC-1220シリーズは、堅牢なエッジ・コンピュータで、高性能なIntel® Core™ i7/i5/i3プロセッサと複数の拡張インターフェースが搭載されています。拡張インターフェースにはVPUなどのハードウェア・アクセラレータを組み込むことができ、AI・IoTアプリケーション開発のためのIntel® OpenVINO™ツールキットをサポートしています。このコンピュータは、堅牢なコンピューティング・プラットフォーム構築に関するMoxaの幅広い専門知識に基づいて設計されており、広い動作温度範囲での使用が可能で、屋外や危険な環境での設置に関するC1D2/ATEX Zone 2認証を取得しています。さらに、このコンピュータはファンを必要としない超小型設計で、Intel® Core™ i7プロセッサを搭載した産業用コンピュータでは世界最小クラス(高134 x 幅60.4 x 奥120 mm)であり、現場の小さなキャビネットにも容易に設置できます。

遠隔地で利用する場合、コントロールセンターと継続的に通信するためのワイヤレス接続が必要になります。MC-1220シリーズは、複数のWi-Fi/セルラー接続オプションをサポートしているため、ワイヤレス・ゲートウェイを新たに追加する必要がなく、コストとスペースを節約できます。さらに、コンピューティング・プラットフォームにはTPM 2.0テクノロジーを採用し、ハードウェア・セキュリティが強化されています。

MC-1220シリーズは、高性能で堅牢な設計、コンパクトなサイズ、ワイヤレス接続、およびセキュリティ強化といった特徴を備えています。耐久性を要するミッション・クリティカルなエッジ・コンピューティングでの利用に適しており、AI・IoT時代の原動力となるでしょう。

MC-1220シリーズの主な特徴

  • メタル・ハウジングを採用したファンレス設計、C1D2、ATEX、およびIECEx Zone 2の認証済み
  • 高性能プロセッサ(Intel® Core™ i7/i5/i3またはIntel® Celeron®)
  • 最大32 GBのRAMをサポート
  • 組み込みTPM 2.0モジュールで、ハードウェアベースのセキュリティを提供
  • 対応OS:Windows 10 IoT 2019、Linux Debian 9
  • ギガビット・イーサネット・ポートx 2、シリアル・ポートx 2、USB 3.0ポートx 3
  • Wi-Fi/LTE用の2つのmPCIe無線拡張スロット(4つのSIMスロット搭載)
  • HDMI出力x 1(4K解像度)
  • 高134 x 幅4 x 奥120 mm(5.28 x 2.38 x 4.72インチ)のコンパクトなフォーム・ファクター、DINレール取り付け可能
  • 40~70°C(-40~158°F)の広い動作温度範囲

エッジ・コンピュータMC-1220シリーズの詳細については、以下のページをご覧ください。

https://www.moxa.com/en/products/industrial-computing/x86-computers/mc-1200-series