- 2019年度の総売上:8143億4000万KRW
- 2019年度の純利益:350億800万KRW
- 売上総利益率:4%を維持
ウルサン・韓国 – 2020年3月5日 – Songwon Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2019年度の決算を発表しました。SONGWONの2019年度連結売上は8143億4000万KRWで、2018年度連結売上(7887億3800万)に比べ3.2%増となりました。年間を通じて中核事業に注力し続けた結果、2019年度の業績は、SONGWONの創業以来、最高の売上高を達成しました。
単位は百万韓国ウォン | 第 4 四半期 | 12 月までの累計 | ||||
2019 | 2018 | ∆% | 2019 | 2018 | ∆% | |
売上高 | 197,068 | 196,022 | 0.5% | 814,340 | 788,738 | 3.2% |
総利益 | 33,900 | 37,040 | -8.5% | 166,473 | 156,156 | 6.6% |
総利益率 | 17.2% | 18.9% | 20.4% | 19.8% | ||
営業利益 | 8,217 | 10,168 | -19.2% | 59,292 | 54,277 | 9.2% |
EBITDA | 16,711 | 16,821 | -0.7% | 95,293 | 86,938 | 9.6% |
EBITDAマージン | 8.5% | 8.6% | 11.7% | 11.0% | ||
EBIT | 7,739 | 8,215 | -5.8% | 58,756 | 53,148 | 10.6% |
EBITマージン | 3.9% | 4.2% | 7.2% | 6.7% | ||
当期利益 | 6,103 | 4,974 | 22.7% | 35,008 | 37,805 | -7.4% |
2019年度は、今も続く地政学的な課題とマクロ経済の不確かさという逆風を受け、SONGWONでは、業界全体の弱く変動しやすい需要と、特定市場における激しい競争に気を配りました。年間を通じてこうした難しい状況にさらされたものの、インダストリアルケミカルズ部門では、2019年第4四半期ですら各地域(特にMEA)で安定した製品需要を記録しました。一般的に、第4四半期は、顧客が年末の在庫調整を行うため、需要が伸び悩む時期と言われています。2019年度全体で、SONGWONのインダストリアルケミカルズ部門は増益を達成し、収益成長率は4.7%を記録しました。
世界規模の需要後退は、とりわけ自動車や電子機器などの産業で顕著に見られ、年末の在庫調整とも相まって、SONGWON Industrial Groupのパフォーマンスケミカルズ部門の2019年度全体業績に暗い影を落としました。さらに、2018年に韓国の建設産業が落ち込んだ結果、同産業は今年も引き続き低迷し、需要の減退と競争の激化という状況が生まれました。これも、今年度のパフォーマンスケミカルズ部門の業績に決定的な打撃を与える要因となりました。しかしながら、SONGWONは、国外での堅実な販売機会を十分に利用する方向へ舵を切ることで、PVCスタビライザー事業の損失を埋めることに成功しました。
年間を通じて、SONGWONでは、高品質で持続可能なソリューションポートフォリオのさらなる拡大に注力することで、その競争市場での地位を盤石にしました。また、主要市場(とりわけ、今後の成長が約束されるASEAN)への浸透と拡大を図るため、グローバル物流ネットワークの成長と強化も継続しました。SONGWONの生産施設は、2019年を通じて、顧客需要と経済要件を満たすために必要なレベルで滞りなく稼働しました。2019年度の原材料は、一部の例外を除き、安定したレベルを維持しました。SONGWONでは、今年もオートメーションのさらなる導入とプラントの最適化に投資をしました。その結果は、すでに2019年の時点で良好ですが、今後数年もよい方向に進みそうです。
将来に目を向けると、2020年度も難しい環境、政治の不確かさ、市場の不安定さは続くことが予想され、需要の予測を難しくしています。こうした見通しにもかかわらず、GDPは2020年にさらなる成長を見せると予想され、その状況が継続すれば、インダストリアルケミカルズ部門への需要は、特に新興国での成長が追い風となり、GDPを上回る見込みです。物流ネットワークの拡大と業界の大手パートナー企業とのコラボレーションの継続に支えられ、2019年に発売した新製品が継続した成長を支え始めるものと予想しています。
今後、SONGWONは、現在進行中の戦略を継続し、最新テクノロジーへの投資を惜しまずに最高水準の経営効率を確保することを目標とします。また、地位向上を図るため、世界規模で事業と経費の適切な管理に力を注ぎます。SONGWONでは、持続可能性の取り組みと、サーキュラーエコノミーを支えるイノベーションの向上にも力を入れています。グローバル課題は今もなお進行中ですが、SONGWONでは強固な競争上の地位を築き上げていると自負しています。それを誇りに、事業を軌道に乗せ、自社戦略を推進しつつ、顧客に価値を提供し、さらにはすべてのステークホルダーに長期的な価値を生み出すことを可能にします。
2019 年度のレポートは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。