ウルサン・韓国 2012年10月4日 – ポリマー添加剤メーカーのSongwon Group(松原産業株式会社・本社:韓国ウルサン市、以下Songwon)は、独グライツの製造プラントで進めていたワンパック・システム(OPS)製造能力の増強を完了したことを明らかにした。本拡張プロジェクトは予定通りに完了し、これによってSongnoxR OPS製品の製造能力は従来の年産7,000トンから14,000へと倍増した。
グライツのOPS施設では2006年から粉塵の出ないポリマー添加剤を製造しており、今回の拡張によって同施設は欧州で最大のポリマー産業向けOPS製造施設の一つとなった。Songnox® OPSブランドで市場供給されているSongwonのOPS製品は、数種の添加剤を混合して粉塵の出ないペレット状にしたもので、均一で確実な配合比率というキーとなる優位性を提供する。
SongwonグループのCOO(最高執行責任者) 兼 執行委員会メンバーのマウリツィオ・ブッティは「OPS製品市場は、より付加価値が高くそしてより効率的な生産技術を求めるコンパウンダーやポリマーメーカーに支えられ、順調に成長を続けています。今回の製造能力拡張により、当社は欧州トップクラスのOPSメーカーとしてのポジションを強化すると共に、成長を続けるOPS市場の長期的な需要に応える十分な能力を確保しました。」とコメントしている。
また、Songwon、OPS製品ビジネスマネジメント担当副社長のダグ・エクセルは「グライツの増強は当社の世界市場における認知を高め、また当社の優れた技術を世界中に提供するというOPS戦略の一部となるものです。」とコメントした。