2019年4月17日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、極性キーと色展開によって誤嵌合を防止する「CP-6.5電線対基板用コネクターシステム」に、4極および6極製品を追加しラインアップを拡充しました。
民生用および産業用の製品開発では、正しい嵌合の組み合わせを迅速かつ簡単に識別可能な相互接続システムが求められています。モレックスのCP-6.5は6.50mmピッチの電線対基板用コネクターで、色分けされたハウジングによって嵌合の組み合わせが区別され、同じ色同士でないと嵌合できない仕組みが採られています。また各ヘッダーやリセプタクルハウジング内には独自の極性キー機能が備わっているため、逆向きで挿入の場合は、リセプタクルがヘッダーに入らない仕組みになっています。
こうした機能により、ユーザーは同じ基板に対して、同じ回路サイズの複数コネクターを使用しても間違えて嵌合することがなくなります。色分けされているため適切な嵌合コネクターを識別しやすく、組み立てを高速化でき、しかも、組立時の誤嵌合を防ぐことで品質安全性の向上とコスト低減にも寄与します。
これまでの2極製品に加えて新たに4極および6極製品が追加され、それぞれの色展開は4極製品が青、黒の2色、6回路は青、赤の2色が利用可能です。
CP-6.5電線対基板用コネクターシステムの主な特徴
- ハウジングの色分けとハウジングリブ上の極性キーによって、組立や修理の際に、正しい組み合わせを迅速に識別可能
- ハウジングに備えられたポジティブロック機能は、クリック音で嵌合を確認可能
- 基板用ヘッダーのドレインホールを無くし、ポッティングに対応
- 基板用ヘッダーは260°Cのウェーブ半田工程に対応し、高温での実装環境に適合
本コネクターは、洗濯機、温水器、空調やエアコンといった家電用途に加え、産業制御、HVAC、コピー機、自動販売機や各種セキュリティシステムなどの産業およびFA機器用途に適しています。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/cp65.html をご覧下さい。