日本モレックス、搬送用コンベアのローラードライブに向けた汎用性の高いアナログモジュール「HarshIO Ethernet I/Oモジュール」を発表

2019年1月15日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、専用システムを用いることなく搬送用コンベアのモーターローラードライブ(MDR)を制御可能なアナログモジュール「HarshIO Ethernet I/Oモジュール」を発表しました。

汎用性の高いアナログモジュールHarshIO Ethernet IOモジュールを発表通常、搬送用コンベアのMDRは、メーカー固有の専用システムによって制御されます。モレックスのHarshIO Ethernet I/Oモジュールは特定のシステムを必要とせず、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)に接続することで、Ethernetフィールドバスを介してMDRが制御可能な汎用性の高いアナログモジュールです。

本モジュールは最大4つのMDRを接続でき、15段階の速度調整、方向、スタート/ストップの制御のほか、伊東電機製PM500XE/XPおよびInterroll製EC310 MDRについては自動検出が可能です。また、コードセットとモジュールとをワンタッチ接続可能なモレックスの特許技術Ultra-Lockプッシュトゥロックを採用しているため、迅速かつ安全に接続できます。EtherNet/IP、PROFINET対応。

HarshIO Ethernet I/Oモジュールの主な特徴

  • IP67規格に準拠し、塵や弱水流の侵入を防ぎ過酷な産業用アプリケーションに適応
  • Ethernetスイッチを2ポート備えているため、Ethernet/IPネットワークのデイジーチェーン接続が可能で、リング構成のEthernetネットワークによって冗長化に対応
  • ネットワーク、電源、およびI/Oの状態を視覚的に確認可能な診断用LEDを搭載
  • 電源用コネクターは4極もしくは5極が選択でき、各国の工場設備要件に対応可能

本アナログモジュールは、FAやマテハン、製造ライン、手荷物処理をはじめ、各種産業分野における倉庫管理、運搬や仕分けなどの搬送ライン用途に適しています。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/harshio.html をご覧下さい。