日本モレックス、車載用途に向けて4G、Wi-Fi、GPSを1台でカバーするIP66規格に準拠した「3-in-1外付けアンテナ」を発表

2019年1月7日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、1台で4G、Wi-Fi、GPS信号をカバーする防水仕様の車載用「3-in-1外付けアンテナ」を発表しました。

車載用途向け3-in-1外付けアンテナを発表自動車用途に用いられる外付けアンテナは、高温多湿、腐食性の化学物質、高い衝撃や振動といった様々な過酷環境下においても安定した動作が要求されます。モレックスの3-in-1外付けアンテナは直径77mm、高さ15mmの小型設計で、4G/Wi-Fi/GPSの各無線デバイスを接続する3mケーブルを各1本(計3本)備えており、対応する周波数は、GPS:1575.42 ± 1.023 MHz、4G:824 to 960 MHzおよび1.71 to 2.60 GHz、Wi-Fi:2.4 to 2.5 GHzです。また本アンテナは、IP66規格の防水性能を有しており、動作温度範囲は-40から+85°C、取付方法は接着剤、マグネット、ボルト接合が利用可能です。

ケーブルには自動車産業で重視されるドイツのFAKRA規格に準拠したコネクターを採用しており、要望に応じてSMAやMMCXなどのコネクターにカスタマイズが可能です。3-in-1外付けアンテナは、高性能な接続システムとエンクロージャ(筐体)に関するモレックス独自の専門技術が採り入れられた製品です。

3-in-1外付けアンテナの主な特徴

  • 4G/Wi-Fi/GPSの無線信号3種に対応
  • 湿度、腐食、高温、衝撃や振動などの過酷環境への耐性を備え、屋外での使用に適合
  • 用途に応じて接着剤、マグネット、ボルト接合の取付方法が選択でき、設計自由度を向上
  • 標準仕様のFAKRAコネクターは、SMA、MMCXなどの他のコネクターによるカスタマイズも可能

本アンテナは、テレマティクス、遠隔モニタリング、ナビゲーションのほか、高速データ通信が要求される商用車のフリート管理システムなどの自動車用途に適しています。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/standard_antennas.html をご覧下さい。