2018年8月20日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、電気通信をはじめ産業用およびその他の高周波数帯域動作における高性能MIMOアプリケーションをサポートするコンパクトな「セルラーセラミックアンテナ」2シリーズを発表しました。
このたび発表されたモレックスのセルラーセラミックアンテナは、698MHz~2.7GHzのミラーイメ-ジアンテナパターンが表示されたマッチングペアのセラミックアンテナ・シリーズ「146200」と、790MHz~2.7GHzセラミックアンテナ・シリーズ「204774」の2シリーズです。
これらのアンテナは、設計と属性が類似しているため、MIMOシステムで使用する場合は1つの整合回路のみで利用でき、全体的なアプリケーションコストの削減が大きな特徴です。また、間接給電設計により、電話を手元に置いたときやユーザーの身体の近くに置いたときのアンテナ性能が向上します。
セラミックアンテナ・シリーズ146200の主な特徴
- すべての放射パターンはシステムグランドに直接接続され、静電気放電による損傷を排除
- より広いインピーダンス帯域幅を可能にした間接送り設計
セラミックアンテナ・シリーズ204774の主な特徴
- 高い熱伝導と環境干渉の離調効果に対する耐性を有するセラミックハウジング
- 供給パッドは、PCB上の50オームの伝送ラインからの電気信号がアンテナに供給可能
- 固定パッドは、FアンテナハウジングをPCBのSMTパッドへ確実に固定
- 接地パッドは、アンテナがアプリケーションPCB上に安全に接地可能
両セラミックアンテナは、電気通信/ネットワークにおけるMIMOルータ、VPNルータ、無線LANシステム、ワイヤレスインフラ、ワイヤレス組込みシステム、無線通信機器、MIMO衛星通信(SatCom)システムなどに適しています。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト http://www.japanese.molex.com/link/standard_antennas.html をご覧下さい。