2018年3月22日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、データ転送速度の高速化、優れた信号整合性および高い信号密度を実現するバックプレーンコネクター「Impel Plus」を発表しました。
Impel Plusコネクターは、より最適な信号整合性、クロストークの低減、挿入損失の向上を実現するバックプレーンコネクターシリーズです。Impel Plusのデータ転送速度は、従来製品であるImpelの最大40Gbpsに対し、より高速な56Gbpsのデータ転送に対応します。
今日のテレコム、データコンピューティング産業ではデータ転送速度のさらなる高速化が求められる一方で、高速化による挿入損失や信号整合性の劣化が懸念されています。また設計面においては、将来のインフラ投資を最小限にするための拡張性が求められています。モレックスのImpel Plusコネクターは、多様なハイエンドアーキテクチャに対応すると共に、上位および下位互換性を備えているため、将来のより高いニーズにも基本設備の交換なく対応が可能です。
Impel Plusバックプレーンコネクターの主な特徴
- スタッガード(互い違い)ヘッダーピンインターフェイスの採用によって少ない力で嵌合でき、組立作業におけるオペレーターの負担を軽減
- 高密度に配置したディファレンシャルペアを採用し、コネクターシステム全体における信号整合性の最適化と機械的絶縁を実現
- IEEE 10GBASE-KRおよびOptical Intemetworking Forum(OIF)Stat Eye Compliant Channel規格に準拠
本コネクターは、ハブやサーバーなどの通信やネットワーク関連機器をはじめ、患者モニタリングなどの医療機器、航空宇宙や防衛機器といった用途に適しています。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/impel.html をご覧下さい。