2018年2月5日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、産業用オープンネットワークEtherCAT(イーサキャット)向けに、コンパクトなハウジングサイズで、ライン型、ツリー型、スター型などの多様なネットワークを構成可能な「EtherCATジャンクションボックス」を発表しました。
モレックスのEtherCATジャンクションボックスは、RJ45シールドコネクターを用いたEtherCATポートを8個または12個備えた2製品(8ポート製品/12ポート製品)がラインアップしています。本製品は、EtherCATシステムにおいて最適な信号整合性を確保し、オートメーションプロセスでシャットダウンが必要な機械エラーが発生した場合でも、稼働を続けることが可能になります。
EtherCATジャンクションボックスは、DINレールもしくはネジによる取り付けが可能なため、ユーザーのオートメーションシステムに対して柔軟に設置できます。また複数のLEDインジケーターを備えることで、ジャンクションボックスの状態と接続状況、および各ポートの稼働状況を迅速に確認できます。
EtherCATジャンクションボックスの主な特徴
- 付属のXMLファイルを用いることで、ソフトウェアで簡単にネットワークを構成でき、インストールエラーを低減
- M8コネクターの利用によって、堅牢で信頼性の高い接続を実現
- EtherCATアドレス指定用とは別に、識別用の3つの回転式ダイヤルを装備
- 高耐久性の金属製筐体を採用し、過酷な産業環境下での使用に適合
EtherCATジャンクションボックスは、小型機械、CNC装置、食品加工やボトリング装置、プラスチック射出成形機などの機械メーカーのほか、自動車、ロボット、マテハン、包装、無人搬送車といったFA用途に適しています。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト http://www.japanese.molex.com/link/ethercatjunctionbox.html をご覧下さい。