モレックス、microSDカードの挿入方向が選択可能な上 6極および8極タイプのminiSIMカードにも対応した 業界初の「microSD/miniSIMカード用コンボコネクター」を発表

microSD/SIMカードコンボコネクター

microSD/SIMカードコンボコネクター

2012年5月28日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、省スペース化、信頼性の向上、さらなる機能追加が求められているスマートフォンやモバイル機器に向けて、検出スイッチ付きのプッシュプッシュ式リバースマウントmicroSDソケットと、プッシュプル式ノーマルマウントSIMソケットを一体化した「microSD/miniSIMカード用コンボコネクター」を発表した。

モレックスの新しいmicroSD/miniSIMカード用コンボコネクターは、これまで本体左側に搭載されていたmicroSDカードの挿入口を右側とした右エントリータイプをラインナップした。左エントリータイプは、miniSIMカード6極と8極タイプがあり、右エントリータイプは、miniSIMカード6極/8極共用のものを用意した。

microSD/SIMカードコンボコネクターモレックスは2008年に同社初のmicroSD/miniSIMカード用コンボコネクターを発表しているが、このコネクターは当時主流の携帯電話設計に合わせるためmicroSDカード挿入口が左側に設計されていた。しかしながらコンボコネクターの種類が1種類であったため、携帯機器メーカーはプリント基板の設計をコネクターの構造に合わせる必要があった。今回モレックスでは右側にmicroSDカード挿入口を搭載したコンボコネクターを発表することで、モバイル機器メーカーに対してこれまで以上に柔軟な携帯機器設計を提供する。

microSD/SIMカードコンボコネクター本コンボコネクターの製品高さは2.75mmと業界最小レベルのコンパクト設計で、携帯機器の小型化に貢献する。また半田テールを外側に配置したアウターリード設計を採用しているため、半田付け状態等の目視検査が可能で、作業・保守の利便性を高めている。

microSD/miniSIMカードコンボコネクターの主な特徴

  • 2つのソケットポートを1つにまとめた低背およびコンパクト設計により、携帯電話やモバイル機器用途での省スペース化を実現
  • 左右エントリーポート方向が選択可能なため、設計上の柔軟性を提供
  • カード挿入部に極性を設け、カードの誤挿入を防止
  • 挿抜耐久性に優れ、最大挿抜回数は10,000回
  • 半田付部が目視確認可能なため、検査および修理が容易

モレックスのmicroSD/miniSIMカード用コンボコネクターは、GSM/3G/CDMA携帯電話やスマートフォンに加え、パーソナルナビゲーション機器、ポータブルゲーム機やタブレットPCといったモバイル機器に最適である。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/microsdcombo.html をご覧下さい。