日本モレックス、Wi-Fiアクセスポイントや遠隔医療機器などのワイヤレスアプリケーションに最適な 2.4GHz/5GHzスタンドアロンアンテナ「47950シリーズ」を発表

2.4GHz/5GHzスタンドアロンアンテナ「47950シリーズ」

2.4GHz/5GHzスタンドアロンアンテナ「47950シリーズ」

2012年4月26日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、高い放射効率を持ち、グランド(アース)が不要な非接地型のアンテナ設計による優れた接続性を提供すると共に、ワイヤレスデバイス開発期間の短縮に貢献する2.4GHz/5GHzスタンドアロンアンテナ「47950シリーズ」を発表した。

ワイヤレスアプリケーションにおけるアンテナの放射効率は、電力効率、受信範囲や無線リンクの品質を左右する重要な特性である。モレックスの2.4/5GHzスタンドアロンアンテナ・47950シリーズは、広範なワイヤレスアプリケーションにおいて放射効率の最大化を実現する。本アンテナには専有面積の異なる2つのバージョンが用意されており、省スペース設計の34.90mm × 9.00mmバージョンは、2.4GHz帯域での放射効率75%以上、5GHz帯域で60%以上を実現し、占有面積が小さいため多くのワイヤレスデバイスで利用可能である。また35.90mm × 15.90mmバージョンは、2.4GHz帯域での放射効率80%以上、5GHz帯域で70%以上を実現し、最高レベルのRF性能が求められるWi-Fiアクセスポイントや遠隔医療機器といったワイヤレスアプリケーションに適している。

47950シリーズはダイポール設計のため、ワイヤレスアプリケーションに使用されるPCBの寸法に左右されることがない。また非接地型のため、PCBグランドやPCBグランド誘発放射による制約・問題の発生を懸念することなく、どのようなデバイスにも適用が可能である。

2.4/5GHzスタンドアロンアンテナ・47950シリーズの特徴

  • 非接地型のアンテナ設計により、接地型アンテナに必要な調整や最適化などの技術リソースやコストを低減
  • 本アンテナは粘着テープをはがし、デバイス内の任意の位置に貼るだけの簡単装着
  • 18.0 Nを超える引張力を持つ堅牢な同軸ケーブルでアンテナを接続することで、最大限の信頼性を確保
  • 小型同軸ケーブルの長さを複数オプションから選択でき、ワイヤレスデバイス内での柔軟なアンテナ位置付けが可能

本アンテナのアプリケーションは、ワイヤレスWi-Fiアクセスポイントやルーター、Wi-Fi機器、ワイヤレスLANなどの情報通信用途をはじめ、マシン・ツー・マシン通信やスマートメーターなどの工業用途、カメラやモバイルゲーム機器などの民生機器用途、Bluetooth機器やインフォティメントシステムなど自動車用途、遠隔治療や遠隔医療機器など医療用途と多岐にわたっている。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/standard_antennas.html をご覧下さい。