日本モレックス、データ伝送速度を最大56 Gbpsまで強化した「NeoScale™ 高速メザニンシステム」を発表

2016年12月12日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、高速データ伝送時において優れた信号整合性を実現するメザニンコネクター製品「NeoScale™ 高速メザニンシステム」に関して、従来品に比べてより高いデータ伝送速度に対応するアップグレード版を発表した。

NeoScale™ 高速メザニンシステム・アップグレード版アップグレード版のNeoScale高速メザニンシステムは、56 Gbpsのデータ伝送速度(NRZ)とクリーンな信号整合性を特徴とし、設置面積に制約のある高密度プリント基板用途に適している。主な用途はエンタープライズネットワーキング、通信ハブおよびサーバー、産業コントローラー、医療機器、および航空宇宙/防衛用高データ伝送速度スキャン機器などである。

モレックスのNeoScale高速メザニン相互接続コネクターは、垂直嵌合タイプのプラグとリセプタクルで構成されており、高密度用途においてPCB配線のカスタマイズを可能にする特許取得済のモジュール式トライアッドウェハー設計を採用している。1つの差動ペアに対して、2つのシグナルピンと1つのシールドグランドピンの合計3つのピンを割り当てるトライアッド構造は、各トライアッドが専用グランドで遮蔽された独立の差動ペアであるためグランドピンを追加する必要が無い。また本システムに採用されている特許取得済のPCB取付法であるSolder Charge Technology™ (ソルダーチャージテクノロジー)によって、はんだ接合面を堅牢に保つことができる。

NeoScale高速メザニンシステムは、標準品でスタック高さ12.00~42.00mm、2、4、6、8、および10列に8~300のトライアドウェハー極数、および85Ωまたは100Ωのインピーダンス製品が取り揃えられており、用途に応じたメザニン設計が可能である。またカスタムバージョンとしてスタック高さ10.00mm、45.00mmの製品に加え、85~100Ωに対応する90~92Ω高速ディファレンシャルペア、もしくは85Ωまたは100Ωのみに対応する製品も利用可能である。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/neoscale.html をご覧下さい。