2016年8月17日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、自動車照明や家電、各種産業分野での過酷用途において確実な嵌合を可能とし、電線対基板システムに比べ優れた省スペース性およびコスト効率性を発揮する2.00mmピッチFPC対基板コネクターシステム「Flexi-Latch™」を発表した。
モレックスのFlexi-Latchシステムは、さまざまなケーブル保持機能と耐久性に優れるポジティブ慣性ロック設計を採り入れることで、安全な電気接触と機械的な安定性を提供する2.00mmピッチFPC対基板コネクターシステムである。
Flexi-Latchの適用用途の一つである自動車LEDヘッドライトの場合、LEDランプ・モジュールとコントローラーユニットとを接続する際に、モジュール数に応じて複数の電線対基板用コネクターを使用するケースが多くみられる。しかしながら電線対基板ソリューションは、複数のハーネスとヘッダーを組み立てる必要があるため、コンポーネントおよび組み立て工程にコストがかかっていた。モレックスのFlexi-Latchコネクターシステムは、複数のLEDランプを1つのFPCモジュールにまとめ、単一のFlexi-Latchコネクターを使用してコントローラーユニットに接続できるため、コンポーネントおよび組み立てにかかるコストを削減できる効率的な代替ソリューションとなる。
Flexi-Latch 2.00mmピッチFPC対基板コネクターシステムの主な特徴
- 20Nのケーブル保持力を備え、自動車用途での衝撃および振動要件に適合
- 確実な嵌合を確保するポジティブ慣性ロックを採用し、不完全な嵌合を防止
- 嵌合時のクリック音によって完全嵌合を確認可能
- 複数の極性キーを備えることで、不適切なケーブル挿入を防止
- -40~125°Cまでの動作温度範囲によって、自動車用途の要件に適合
- 組立時のケーブル脱落を防止し、正しい嵌合位置にケーブルを配置するFPC(フレキシブルプリント基板)保持タブを採用
Flexi-Latchシステムは、自動車や輸送機器のヘッドライトをはじめコンフォート、インフォテイメントシステムなどのほか、液晶テレビ、産業用ロボット、ゲーム機やパチンコ機器、医療機器、照明機器といった用途に適している。
詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/flexilatch.html をご覧下さい。