ウルサン・韓国 – 2016年6月7日 – ソンウォンとドイツのへレウス社は、エレクトロニクス産業に向けた高性能特殊化学品を共同で開発およびマーケティングすることで合意しました。
この協力関係は、ソンウォンが持つ研究開発能力や製造に関する強みと、へレウス社の持つエレクトロニクス産業における技術および豊富な実績を融合することで、両社の世界のエレクトロニクス市場へのアクセスの拡大を目指すものです。
へレウスニュービジネスのプレジデント ラルフ・ドロステ氏は、この合意の重要な意義について、「今回の協力合意は、互いの強みを生かすことで、それぞれが市場開拓の機会拡大を実現するものです。対等なパートナー関係のもと、私たちは長期的な視点に基づき、互いの研究開発、マーケティングと製造の強み生かし、新しいレベルの事業展開を目指してまいります。」とコメントしました。
この合意ではエレクトロニクスおよび半導体市場向けの高性能特殊化学品を共同開発し、ソンウォンは製造、へレウス社は両社の既存製品も含めたマーケティングを行います。ドロステ氏は、「両社の強みを生かして幅広い高純度な電子材料を、グラム単位からトン単位まで、お客様のニーズに沿う形で提供してまいります。このような取り組みを通じ、エレクトロニクス分野においてお客様に選ばれるパートナーとなることを目指します。」と付言しました。
へレウス社では、エレクトロニクス市場向け製品として既にタッチパネルなどに用いられるプリンテッド・エレクトロニクスに向けた導電性ポリマーや印刷ペーストをはじめ、数多くの高性能製品を提供しています。へレウス社は今回の協力関係により、ソンウォンのノウハウとワールドクラスの製造設備を活用することで、より多くの製品をエレクトロニクス市場向けに提供することが可能になります。
ソンウォン・インダストリアルグループ、CEOのマウリツィオ・ブッティ氏は、「アジアのエレクトロニクス産業の中心にある拠点から、高品質な特殊化学品を提供してきた歴史を持つソンウォンは、この合意目的の達成に大きく貢献してまいります。
また、へレウス社の優れた販売ネットワークと市場での確立されたポジションにより、目まぐるしく変化する市場の中で、市場のニーズと最新動向に迅速に対応することにより、私たちは互いにエレクトロニクス産業の主要プレーヤーとのパートナー関係を構築してまいります。」とコメントしました。
へレウス社について
へレウスは、ドイツ、ハーナウ市に本社を置く技術企業グループで、1851 年に創設された国際的なプライベートカンパニーです。へレウスは専門性、イノベーションへの注力、オペレーショナルエクセレンスと、常に新規開拓を目指すリーダーシップを持ち、継続した事業成長に取り組んでいます。
へレウスは材料に関する専門性と技術ノウハウに基づく高品質なソリューションを創造し、お客様の長期的な競争力強化に貢献しています。ヘレウスは化学、金属、エネルギー、環境、コミュニケーション、エレクトロニクス、ヘルスケア、モビリティ、工業用途に注力し事業を展開しています。へレウスでは、部品から総合的な材料システムまで、鉄鋼、エレクトロニクス、自動車や通信などの幅広い産業で用いられる幅広い製品を提供しています。
2015 年の製品売上高(貴金属以外)は 19 億ユーロ、貴金属による売上は 129 億ユーロを計上しています。世界 38 か国に 100 以上の子会社と関連会社、12,500 人以上の従業員数を有するヘレウスは、世界をリードする地位を確立しています。