2012年1月19日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、大規模な信号伝送機能を必要とするデジタルスチールカメラやポータブルオーディオ機器などの小型携帯用民生機器アプリケーションに向けた0.30mmピッチ両面接触FPC用コネクター「503425シリーズ」を発表した。
モレックスの0.30mmピッチ両面接触FPC用コネクター・503425シリーズは接点が上下両面に設けられているため、基板との接合に際してコネクターが上面接触か下面接触かを気にする必要が無く、コネクターの共通化が可能である。また、同様の競合他社製品と比べて幅寸法が最も短い上、可動接点構造のターミナル設計を採用しているため、FPCが引っ張られた場合でも確実なFPC保持力を実現する。
モレックスでは、これまでに2種の0.30mmピッチ両面接触タイプ(502250および502598シリーズ)を開発しているが、今回発表した新製品503425シリーズは特定のアプリケーションニーズを考慮した極数の大きいサイズ(60極以上)や、より短い幅寸法、ケーブルロック機能を特徴としている。
0.30mmピッチ両面接触FPC用コネクター「503425シリーズ」の主な特徴:
- ひとつのコネクターで上面および下面接触に対応する両面接触設計
- モバイル機器などの小型化が求められるアプリケーションにおける省スペース化に対応したコンパクトな幅および高さ(1.20mm)設計
- FPCが引っ張られた場合でも、FPCのパッドとターミナル間の接続を確実に保持する可動接点構造のターミナル設計
- ケーブルを完全に挿入し、多極サイズ設計において確実なFPC保持を実現するケーブルロック機能
- 前面の幅広い半田タブによって、基板を確実に保持し半田付け部を保護
- 低ハロゲン素材を使用し、グローバル環境要件に適合
本コネクターは、デジタルスチールカメラやデシタルビデオカメラ、モバイル機器、ポータブルオーディオ機器、ポータブルGPS装置、タブレットPC、携帯電話、その他小型携帯機器に最適である。
その他、FPC用コネクターに関する詳しい情報は、www.molex.com/link/product/ffc-fpc.htmlを参照ください。