主要小型製品のサポート期間を10年間とし、医療機器における長期の設計サイクルと製品ライフサイクルに貢献
2012年1月10日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、このほど、医療機器業界の長い設計サイクルに対応するため、医療機器に利用が期待される同社の小型コネクター製品群(マイクロプロダクツ)におけるサポート体制を強化、主要選定製品の購入および保守と技術サポートの提供を最長10年間とすることを明らかにした。
広範な医療機器用途で利用されているマイクロインターコネクトソリューションに対し、モレックスではFFC/FPC用コネクター、基板対基板用コネクター、電線対基板用コネクターやメモリーカードコネクターの充実した主要製品で対応、提案していく。
米モレックスの、医療機器マーケットマネージャーのアンソニー・カレイヤキスは、「医療産業機器の設計および製造の要望に応えるため、当社では業界でも最も広範な低背・省スペース、狭ピッチコネクター製品を取り揃えています。また今回の製品サポート強化によって医療機器の迅速な商品化を促進すると共に、製品ライフサイクルの長期化に貢献することができます。」とコメントし、さらに「当社は携帯型電子除細動器や携帯式血糖モニターから薬注ポンプや医療画像機器まで、現在および10年先の医療技術設計現場の要望に応えるコネクターソリューションを提供して参ります。」と述べた。
モレックスは、医療機器のモバイル化およびポータブル化に伴い、さらに小さく軽い統合ソリューションの開発に注力している。同社が市場供給する主な小型コネクターシステムの一例は以下の通り。
- SlimStack™ 0.40mmピッチ基板対基板用コネクター:
低背・省スペースで豊富なバリエーション他製品と比べ全体的な設置スペースを約25%削減 - IllumiMate™ 2.00mm電線対基板用コネクター:
LED TV向けで業界最小クラスの嵌合奥行き、省スペースな設計 - 0.30mmピッチ両面接触FPC用コネクター:
業界最小クラスの省スペース設計で、より確実なFPC保持力を実現。接点を上面・下面両方に配置しどちらの接点でも使用が可能 - microSD*カード用低背コネクター 製品高さ1.28mm:
製品高さ1.28mは業界最低背レベル、カード認知機能、飛び出し制御機能を有する
モレックスは実績ある技術、コスト効率に優れた既存およびカスタム製品の供給を通じて、商用エレクトロニクス用途の医療分野への応用で業界を先導する。今後もモレックスは医療機器メーカーと連携し、経済的かつ業界基準に適合したユーザー・ニーズに応える製品開発を進めていく。
医療用途向けマイクロコネクター製品については、www.molex.com/industry/medical.htmlをご覧下さい。
*microSDは、SD Card Associationの商標です。