ソンウォン、 独ATG社を買収し、ワンパック・システムの主導的な地位を確立

SWG_ATG02_Dec20112011年12月13日 – Songwon Group(松原産業株式会社・本社:韓国ウルサン市、以下Songwon)は、12月13日から15日までアラブ首長国連邦・ドバイにて開催されるGPCA(ペルシャ湾岸石油化学協議会)年次フォーラム2011で、樹脂業界向けワンパック・システム(OPS)製品の欧州最大手Additives Technology Greiz(以下ATG)社の買収を発表した。ATGは独グライツに生産施設を構え、2006年より粉塵の出ないポリマー添加剤パッケージを製造している。この買収に関する詳細は公表しない。

SWG_ATG02_Dec2011ワンパック・システム(OPS)製品は数種の添加剤を結合し、粉塵の出ないペレット状にしたものである。Songwonが現在Songnox® OPSブランドで販売しているOPS製品はカスタム配合仕様で、均一で確実な配合比率を有するといったいくつかの鍵となる優位性を提供する。OPS市場は常に高付加価値でより高効率な生産技術を求めるコンパウンダーや樹脂メーカーの需要を受けて順調に成長しており、製品性能の向上を目的とした高い分散性を要求される添加剤への要望から、Songnox OPSの需要も増加している。

Songwonグループ会長兼CEOである朴 鍾昊(パク・ジョンホー)は、「今回の買収はSongwonにとって記念すべき一歩です。私共はお客様に対し皆様の要望に応えることを約束し、すぐにでも充分な量のSongnox OPS製品を提供すると共に、将来12,000トンまで年間生産能力を拡大します。顧客の皆様には、当社の専門知識と広範囲にわたる技術力に加え、原料から一貫生産される添加剤製造に基づいた新しく費用効果の高いソリューションを提供します。」とコメントする。

SWG_ATG02_Dec2011SongwonとATGの事業統合に関しては、Main Antioxidant BlendsおよびOPSのビジネスマネジメント担当副社長であるダグ・エクセルが責任者となり、同氏は、「顧客製品の品質と添加剤の取扱い易さを向上すると共に全体的な生産コストの低減に貢献するSongnox OPS 製品を提供することができ、非常に嬉しく思います。」と述べている。

3名のATG前株主の1人であるピーター・シュミット・フレイズは、「ATGは5年前の設立以来、年間2桁成長を遂げると共に市場シェアを拡大し、大いに成長しました。事業は依然目覚ましい成長が見込めますが、我々は、ローカルから全世界のプレーヤーへ移行するためには更なるパートナーが必要であると認識しました。Songwonの財務力、世界的な範囲をカバーする販売網、アプリケーションの専門知識等からも、同社はこの事業を遂行する上でまさに戦略的なパートナーです。また最も大事な点は、OPSにおける重要な構成要素である酸化防止剤を原料から一貫生産しているということです。我々は今までのATGの発展を誇りに思っておりますし、我々が開発したOPS事業を将来にわたって素晴らしいものに育てていきたいと思います。」と述べた。

さらに前出エクセルは、「現在はATGとSongwonの統合期間中ですが、我々の優れた最先端テクノロジーを持つOPS製造活動を全世界の顧客に紹介するなど、OPS製品に関する我々のプレゼンスを全世界に拡大するために積極的な活動を進めています。」と述べた。

 

Songnox, Songsorb, and Songlight はSongwonの登録商標です。
Songcat, Songbrite, Songcizer and Songstab はSongwonの商標です。