2011年9月13日 – 世界市場における樹脂添加剤の大手メーカーであるSongwon Group(松原産業株式会社・本社:韓国ウルサン市、以下Songwon)は、同社の韓国メアム工場における酸化防止剤の生産能力に関し、予定より早く55,000から70,000トンへの拡大を完了したことを明らかにした。このたびの能力拡大は、メアム工場内にSongnox® 1076向け生産プラントを新設したことによるものであり、これに伴い同社はSongnox® 1076の新製品として「Songnox® 1076 SB(セミビーズ、半球状)」および「Songnox® 1076 CP (結晶性粉末状)」の2種を発表した。
ソンウォングループ会長兼CEOのパク・ジョンホは、「当社では以前この拡大生産開始予定を2011年8月としていましたが、当社技術者と製造チームの期待を上回る努力によって、2011年7月20日に新体制での稼動を開始し、現在はフル稼働しています。生産能力拡大はプラスチック市場の高まる需要に応えるための重要な一歩です。メアム工場は今や酸化防止剤の生産に特化した世界最大級の工場というだけでなく、卓抜した供給安定性と信頼性を提供できる屈指の製造設備であると確信しています。これは、特許技術、主要中間体のイソブチレンおよびアルキルフェノールの一貫製造に加え、大規模生産の経済性向上により達成したものです。」とコメントする。
ソンウォングループCOOのマウリツィオ・ブッティは「このたびの生産設備拡大はソンウォンと市場にとって特に重要であると言えます。プラスチック市場の成長見込みに伴いその供給能力は顧客の主な懸念事項ですが、本生産拡大により顧客の現在および将来の需要拡大に応えることができ、また、メアム工場でのSongnox® 1076生産統合によって、当社は酸化防止剤生産の柔軟性を大いに高めることができます。最後に、この度発表するSongnox® 1076の新製品2種は主要特性を向上し、取扱いもさらに容易になり顧客にとっても多くのメリットを生み出すと信じています。また、これらの新製品は既に出荷可能です。」とコメントする。