2010年12月10日 – 世界市場における樹脂添加剤の大手メーカーであるSongwon Group(松原産業株式会社・本社:韓国ウルサン市、以下Songwon)は、2010年第3四半期の売上高が約1400億韓国ウォン、純利益が72億3000万韓国ウォンであったと発表した。第3四半期の売上は、価格改定(+3%)、為替差益(+2%)、いくつかの不振材料(-4.5%)によって2010年第2四半期比で、わずかではあるが増加している。純利益については、原材料コストの継続的かつ著しい増加を価格の改定によって一部相殺したことで3%の増加となった。
- Songwonは2010年第3四半期も好調を維持。純利益は72億3000万韓国ウォン、本年度9ヶ月間の純利益は205億4000万韓国ウォンを計上。
- Songwonは中国の大手硫黄酸化防止剤メーカーであるTangshan Baifu Chemical社(唐山百孚加工有限公司・本社:中国河北省唐山市)との合弁事業設立の合意文書に調印。
- SongwonはHPL Additives Ltd.(インド)と、樹脂安定剤の合弁事業であるSongwon HPL Additives PVT LTDの設立に関する合意文書に調印。
- Songwonは梅岩(メアム)工場の酸化防止剤の増設を発表。2011年8月までに1万5000トンの生産能力アップを予定し、総生産能力を7万トンに引き上げ。
- Songwonは優れた耐熱性や低変色性、低抽出性の革新的なPP繊維安定剤を発表。
- サービス、コスト競争力、製品群の拡大、安全性を最優先事項として引き続き注力。
2010年第3四半期
主要数値* | 2010年第3四半期 |
韓国ウォン(単位:十億) | |
売上高 | 139.9 |
利払い前・税引き前・減価償却前・その他償却前利益(EBITDA) | 17.29 |
税引き後純利益 | 7.23 |
* ソンウォングループ全体の未監査前財務指標
主要数値* | 2010年4月1日―6月30日 | 2010年7月1日―9月30日 | 成長率% |
韓国ウォン(単位:十億) | 韓国ウォン(単位:十億) | ||
売上収益 | 139.66 | 139.93 | – |
EBITDA | 17.38 | 17.29 | -1% |
税引後利益 | 7.03 | 7.23 | +3% |
2010年1月―9月
主要数値* | 9ヶ月間(通期) |
韓国ウォン(単位:十億) | |
売上高 | 403.96 |
利払い前・税引き前・減価償却前・その他償却前利益(EBITDA) | 51.23 |
税引き後純利益 | 20.53 |
* ソンウォングループ全体の未監査前財務指標
Songwonの会長兼CEOである朴 鍾昊(パク・ジョンホー)は、「我々は著しい原材料コストの高騰を一部吸収する必要があるなか、再び今回のような好業績を報告できました。とても価格改定だけでは、全てを吸収することはできませんでした。また、主要原材料の供給不足が若干懸念材料ではありますが、社内における原材料の生産体制や強力な供給体制によって乗り切ることができると確信しています。さらに我々は、不安定な世界経済による大幅な為替変動が続くなか、2011年も需要は堅調に推移すると見ています。」と述べた。
さらに同氏は、「中国大手硫黄系酸化防止剤メーカーのTangshan Baifu Chemical社との合弁事業やインドHPL Additives Ltd.社との樹脂安定剤に関する合意文書への調印、さらに梅岩(メアム)工場においては2011年8月までに酸化防止剤の生産能力を1万5000トン追加し総生産量を7万トンに引き上げる戦略的な増産計画の実施を加速しています。我々は引き続き最新の樹脂添加剤ソリューションを投入するなど、更なるイノベーションに注力し、品質は勿論のこと、サービスやREACH規制などの各種法規制に準拠する製品の開発に取組んで参ります。」と述べた。