ソンウォン、酸化防止剤の生産能力拡大を発表

韓国の梅岩(メアム)工場

韓国の梅岩(メアム)工場

2010年11月2日 – 世界市場における樹脂添加剤の大手メーカーであるSongwon Group(松原産業株式会社・本社:韓国ウルサン市、以下Songwon)は、2011年8月から既存の酸化防止剤の生産能力55,000トンを70,000トンに拡大することを発表した。この生産能力拡大は、最新の設備を誇る梅岩(メアム)工場におけるSongnox® 1076の生産ライン強化によるものである。

Songwonの会長兼CEOである朴 鍾昊(パク・ジョンホー)は「我々は、2006年に韓国の梅岩(メアム)工場の最新設備によるスケールメリットや製販一貫体制を通して、より安定した供給を提供し、競争力の向上に貢献することを顧客と約束しました。同工場は、当初から酸化防止剤専用の中間体製造プロセスが組み込まれていました。2009年には、当社独自の技術に基づいたイソブチレン工場に投資することでさらに強固な製販一貫体制を築きました。今回は、我々の競争力を高めると同時に、樹脂市場の最適なパートナーとしての地位を強化するため、梅岩工場にSongnox® 1076のライン増設を決めました。これにより、我々の戦略である製販一貫体制及びスケールメリットを最大限に活かすことが可能となり、同製品にとって最適な製造プラットフォームが確立されます。梅岩工場は、主要酸化防止剤に特化した製造プロセスを有する世界最大の工場だと我々は確信しています。」と述べた。

Songwon International社のCEOであるマウリツィオ・ブッティは「我々は2007年に『樹脂安定剤に対する要望は私たちにお任せください』というメッセージを市場に向けて発信しました。今回の増設は、当社が継続的に樹脂市場をサポートしていくことの強い意志を表明するものです。これは単にSongnox® 1076だけでなく、他の酸化防止剤を含めた生産能力や柔軟性の拡大に繋がります。これらは、製品供給が厳しく顧客の需要が旺盛な市場環境において非常に重要なポイントです。」と付け加え、さらに「我々は、新たな形状のSongnox ® 1076 SBの発表を予定しています。この新製品は粒がより固く扱い易いため、顧客にとって非常にメリットのある製品であると確信しています。」と締めくくった。