- 売上高前期比5%増
- PCIA売上高前期比7%増、四半期単位で最大売上高
2011年7月22日 – 高性能パワー半導体及びモバイル向け半導体製品で世界をリードするフェアチャイルドセミコンダクター(NYSE: FCS)は、2011年第2四半期の業績を発表しました。第2四半期の売上高は433.2百万ドル、前期比5%増、前年同期比6%増となりました。
フェアチャイルドの第2四半期純利益は44.9百万ドル、四半期配当は1株当り0.34ドルとなりました。前期ならびに前年同期の純利益及び1株当り四半期配当はそれぞれ、43.5百万ドル及び0.33ドル、43.8百万ドル及び0.34ドルでした。粗利益率は37.1%となり、前期ならびに前年同期の粗利益率はそれぞれ、36.8%、35.0%でした。
調整後の第2四半期粗利益率は37.2%、ベーシスポイントは前期比30ポイント増、前年同期比200ポイント増となっています。調整後の粗利益には、加速償却と工場閉鎖に関する棚卸引当金は含まれません。調整後純利益は54.6百万ドル、四半期配当は1株当たりの0.41ドル、前期ならびに前年同期の調整後純利益及び四半期配当は1株当たりそれぞれ、51.3百万ドル及び0.39ドル、51.3百万ドル及び0.40ドルでした。調整後純利益には、買収に関わる無形資産に対する減価償却、リストラ費用及び減損、加速償却と工場閉鎖に関わる棚卸引当金、これらの項目及び他の買収に関わる無形資産による税は含まれません。
フェアチャイルド取締役会会長、最高経営責任者兼社長のマーク・トンプソンは「第2四半期では高い期待値に応える形で堅調に売上げを伸ばすことができました。PCIAの売上は前期比7%増、この数字は、産業、自動車、及び電化製品分野の顧客の高い需要に応えるべく供給能力を増強した結果といえるでしょう。MCCCの売上についても主要エンドマーケットの季節的需要により前期比3%増となりました。当社は今後も高電圧ソリューションでは産業、電化製品、自動車、代替エネルギーの分野で益々お客様に満足いただけるよう邁進いたします。また、モバイルアナログの分野でもシェア拡大を目指しています。」と述べています。
市場とチャネル・セールス
前出トンプソンはまた、「全ての市場分野において需要は予想に沿うもので、今後も高電圧ソリューションに関して産業、電化製品、自動車、分野のエンドマーケットでは引き続き強い需要を見込んでいます。携帯端末関連の受注率は季節的要因により高く、また我々の設計力が高く評価された第2四半期といえると思います。コンピューティング及び消費者向け市場は予想通り低調ですが季節的にはまずまず好調といえます。代理店経由の売り上げは前期比7%増、チャンネル在庫量は我々の目標値内にあります。」と述べています。
第2四半期財務状況
フェアチャイルドのエクゼクティブ・バイスプレジデント兼最高財務責任者、マーク・フレイは、「第2四半期の粗利益は前期に比べ改善、運用益の増加に加え、関税の決済による資金投入、為替レートによる損益、及び8インチ製品生産設備初期投資費用の差引が要因となりました。研究開発費、販売及び一般管理費は92百万ドルで、予測範囲内で良好な結果となりました。調整後の純利益は55百万ドルとなり、2000年度以降第2四半期中最高の利益を計上しました。また、今期のフリーキャッシュフローは39百万ドルとなりました。加えて、期末に20百万の債務返済を施行、キャッシュ及び有価証券の合計額が借入金額を過去最高の167百万ドル上回りました。在庫金額を5%増加させ、前期と同等の在庫量を維持しています。」と述べています。
将来の見通し
前出フレイはまた、「第3四半期の売上は今期と同様若しくは3%増を見込んでいます。現在の受注状況はこの範囲の売り上げを達成するに十分なものとなっています。調整後の粗利益ベースポイントは資金投入が他の増益分を相殺することで、25から57ポイントの下降を見込んでいます。工場稼働率も第2四半期中の通常的な内部及びチャネル在庫削減により低下するものと思われます。第2四半期の研究開発費、販売及び一般管理費は、おおよそ99百万ドル、支払利息純額はこの先4半期ごとにおよそ1.5百万ドル、また調整後の税率は四半期あたり15% +/-3%と予想されます。前期同様、第2四半期の業績を発表する前に将来の見通しを改訂するとは限らず、またその義務を負うものではありません。」と述べた。
調整後の粗利益、調整後の収益、損失、及びフリーキャッシュフローは、非GAAP財務指標であり、GAAPに準拠した財務業績に代わるものではありません。調整後の粗利益を確定するにあたって、加速償却、工場閉鎖に関する在庫の償却/引当金をGAAP粗利益から除外しています。また、調整後の純利益/損失を確定するにあたって、買収に関わる無形資産の減価償却、リストラ費用及び減損、加速償却及び工場閉鎖に関わる棚卸引当金、これらの項目や他の買収に関わる無形資産に対する税をそれぞれ除外しています。また、フリーキャッシュフローを確定するにあたり、設備投資を営業活動からのGAAPキャッシュから除外しています。フェアチャイルドは、マネージメントが会社業績の指標としてそれを付加的に使用しているという理由で、調整後の結果を発表しています。また、マネージメントは、一時的、現金支出を伴わない、その他例外的な取引を除外することにより事業活動の方向がより明らかになるという理由で、調整後の財務情報が投資家にとって有用であると考えています。調整後の結果を確定するにあたり、フェアチャイルドが使う基準は他社で使われている方法と異なる可能性があり、該当するGAAP基準に代わるものとは捉えるべきではありません。
将来見通しに関する記述への注意点
“将来の見通し”の項を含め上記のいくつかの段落には、経営上の推測、或いは期待に基づいた将来予想に関する記述があり、リスクと不確定要素を含んでいます。その他にもニュースリリースは将来予想に関する記述を含んでいます。将来予想に関する記述は一般的に、常にではありませんが、「信じます」、「期待します」、「見込んでいます」等の将来予想の用語を含んでいたり、マネージメントによるフェアチャイルドの将来の業績に対する期待を引用したりしています。様々な要素により、将来予想に関する記述で表現されたものと実際の結果は実質的に異なったものになっています。これらの要素として以下のようなことが考えられます。期待したレベルの注文が未達、コスト削減の活動が期待されたほどの節約結果に至らない、あるいは、その活動自体が逆効果、我々の製品に対するお客様のデマンドの変化、我々の顧客及び代理店での在庫に変化、テクノロジーを使用する権利の失効、我々自身の知的財産を不正流用または侵略行為から守ることに失敗することも含めたテクノロジー或いは製品開発でのリスク、工場の供給能力、量産遅延のリスク、適正価格での原材料の確保、競争相手の活動、代理店を含めたキー顧客の損失、キーになるマネージメントとその他の従業員を引き付け、雇い続けることに失敗、注文のキャンセル、またはブッキングの低下、製造イールド、または製造数の変化、保証或いは製品責任クレームに関するリスク、国際間ビジネスに固有のリスク、税制の変化、或いは低い課税管轄区域から高い課税管轄区域の間で発生する利益の移動、規制或いは重大な訴訟によるリスク、これらと、その他のリスク要素は4半期毎或いは年次報告書で米国証券取引委員会(SEC)との間で議論され、フェアチャイルドセミコンダクターウェブサイトの投資家の皆様欄、或いはSECのウェブサイトwww.sec.govに掲載されます。