デバイスを冷却し、性能向上に寄与する最新技術
[東京] 2015年10月15日 – ハネウェル(NYSE: HON、日本法人ハネウェルジャパン株式会社/ 東京都港区/ 代表取締役社長 木下靖博)エレクトロニク・マテリアルズ事業は、相変化技術を採用した放熱材料(PCM)の新製品であるハネウェル「PTM6000」を発表し、同製品の販売を開始しました。ハネウェルの放熱材料(TIM)ラインアップの最新製品であるPTM6000 は、高性能の半導体デバイス、自動車などの用途における発生熱の伝達と放散について、長期にわたり高い信頼性を実現します。
ハネウェル、エレクトロニク・マテリアルズ、副社長兼ゼネラルマネージャであるオリビエ・バイビュイックは、「デバイスメーカーでは、高性能かつ長期的な信頼性を両立できる放熱材料の必要性がますます高まっています。従来の放熱材料では、求められる性能と長期的な信頼性のいずれかに妥協せざるを得ないケースが多くあります。PTM6000は、これら双方のニーズを両立するために開発され、性能を検証された製品です。」とコメントしています。
放熱材料ソリューション開発のリーダーとして認められているハネウェルの実績あるPTMおよびPCMシリーズ放熱材料は、高性能電子デバイス向けに開発された先進の相変化化学および最新フィラー技術を基礎としています。
ハネウェルのTIM技術は、熱エネルギーをチップからヒートシンク、もしくはヒートスプレッダに伝達し、周辺に放散します。このような機能性により、チップの冷却を確保し、同時にヒートシンクモジュールの性能を最適化することができます。
ハネウェル独自の特許取得済み配合組成を採用した本製品は、長期にわたる化学的・機械的安定性を特徴とし、破壊あるいは乾燥を起こす他の熱伝導材料製品に比べ、安定かつより高い熱性能を実現しています。
ハネウェルでは、多彩な用途に向け、各ニーズに対応した相変化技術を用いた放熱材料(PCM)シリーズ製品を幅広く取り揃えています。PTM6000 は、自動車、ハイパワー/高性能サーバーなど、特に長期的な安定性と優れた熱安定性が求められる用途に向け設計されました。
PTM6000 の優れた性能と安定性は、産業界で広く認められている加速試験においても実証されています。
- 150℃(300°F 以上)での3,000 時間に及ぶ長期加熱耐久試験
- -55~125℃(-67~257°F)での熱サイクル試験
- 高加速ストレス試験(HAST)
ハネウェルのPTM6000は上記全ての試験にクリアし、さらには薄い接着面(ボンドライン厚)、低サーマルインピーダンス(<0.16°Ccm2/W @ 2mil)、長期信頼性など、より高い熱対応ニーズに応える性能を有しています。
ハネウェルエレクトロニク・マテリアルズは、ハネウェル・パフォーマンス・マテリアルズ&テクノロジーズ(PMT)事業部の一部門で、マイクロエレクトロニク・ポリマー、エレクトロニク・ケミカル、その他各種の先進材料に加えてメタル部門の幅広い製品を提供しています。メタル部門の製品にはPVD用スパッタリングターゲット・コイルセット、貴金属熱電対、低アルファ線メッキアノード、後工程のパッケージ工程に使用されるヒートスプレッダやインターコネクト材料が含まれます。
ハネウェルの放熱材料に関する詳しい情報は、日本語ウェブサイトhoneywell-electronicmaterials.jpを参照ください。
ハネウェル パフォーマンス・マテリアルズ・アンド・テクノロジーズ(PMT)は、最先端素材およびプロセス技術の開発と製造分野における世界的なリーダーです。アドバンスド・マテリアルズ事業では環境にやさしい冷媒や、防弾ベスト、ナイロン、コンピュータチップ、医薬品包装向け素材など、幅広いさまざまな高機能製品を製造しています。UOP(www.uop.com)が開発したプロセス技術は、ガソリン、ディーゼル、ジェット燃料、石油化学製品、再生可能燃料を効率的に生産するための基礎技術として世界中のほとんどの精製業者で採用されています。プロセス・ソリューションズ事業(HPS、www.honeywellprocess.com)は、業界のパイオニアとして石油&ガス、石油精製、パルプ&紙、産業用発電、化学および石油化学、バイオ燃料、ライフサイエンス、金属、鉱業の諸産業に向けオートメーションコントロール、計装とサービスを提供しています。
ハネウェルインターナショナル(www.honeywell.com)は、フォーチュン(Fortune)100社にノミネートされた、テクノロジーおよび製造分野におけるトップレベルの複合企業であり、航空宇宙分野の製品およびサービス、ビル/住宅/産業用の制御テクノロジー、ターボチャージャー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。ハネウェルのニュース・詳しい情報は、ハネウェルのニュース・詳しい情報は、www.honeywellnow.comをご覧ください。
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