日本モレックス、 CC-Link IE Fieldに対応する PCIスレーブ用インターフェースカードを発表

SST CC-Link IE FieldスレーブPCIカード:ハーフサイズ・ブラケット

2015年10月5日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、CC-Link IE Fieldに対応するPCIインターフェースカード「SST™ CC-Link IE FieldスレーブPCIカード」を発表した。

SST CC-Link IE FieldスレーブPCIカードは、120mm x 64.4mmの小型サイズに設計されているため設置面積の省スペース化に貢献する。消費電力は0.5Aと低く、熱生成も低く抑えられている。またブラケットはフルサイズとハーフサイズの2種が利用可能なため、各種PCIプラットフォームへ柔軟に対応できる。

SST CC-Link IE FieldスレーブPCIカード:フルサイズ・ブラケット

本インターフェースカードはCC-Linkパートナー協会(CLPA)の仕様に準拠しており、通信・制御機器間のシステム非互換性リスクを低減すると共にパフォーマンス性能と相互操作性が保証されている。このため、インテリジェント機器やリモート機器、リモートI/Oモジュールなど多彩なCC-Link IE Field機器用途に使用可能である。また本製品はVxWorks 6.x、Windows 7および8といった汎用OSに対応し、さまざまな機械メーカーの組み込み要件に適合する。

SST CC-Link IE FieldスレーブPCIカードの主な特徴

  • 統合されたビルトインスイッチによってリングトポロジー冗長性に対応し、ネットワークシステムのダウンタイムを緩和
  • ブラケットをPCBに鋲止めすることで、高振動環境下における基板とブラケットの分離を防止
  • 32ビット、20キロバイト、デュアルポートRAM性能によって、リアルタイム、高パフォーマンスのスループットを提供し、迅速なシステムレスポンスを実現
  • 機器の稼働状況をLED点灯表示によって視認可能な診断ツール機能を搭載

本インターフェースカードは、自動車製造や半導体製造分野におけるロボット制御やマシン間通信、診断、データ収集といった用途に適している。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/bradnics.html をご覧下さい。