2015年4月27日 – 日精樹脂工業(株)(社長・依田穂積、本社・長野県埴科郡坂城町)は、4月16日、昨年12月に完成した中国生産子会社「Nissei Plastic Machinery (Taicang) Co., Ltd.」の新工場の開場式典ならびに、この4月より業務を開始した新販売子会社「Nissei Plastic (Taicang) Co., Ltd.」の開業式典を執り行いました。
延べ床面積で旧工場の約2.5倍の規模となった新工場は、今年1月の稼動開始より3ヶ月が経過し本格稼動となったことから、工場の組立て作業の様子や工場設備のお披露目を兼ねて開場式典を開催しました。
式典には、依田社長をはじめ現地従業員を含む生産・販売の社員約50名、来賓として太倉市政府の副市長をはじめ政府関係者、中国に進出している日系ユーザーや中国ローカルユーザー、販売代理店、サプライヤー、金融関係者等、合計300名が出席しました。式典に先立ち、午前9時30分より工場見学会を行った後、10時30分より新工場内において式典を執り行いました。依田社長、滝澤董事長の挨拶に続き、太倉市副市長の朱氏から祝辞をいただき、最後に依田社長、朱副市長など8名による工場開場と販売会社開業のテープカットを以って式典は終了し、その後、太倉市内のホテルにて祝宴を行いました。
中国の生産子会社は、2009年10月、海外初の生産拠点として中国江蘇省太倉市経済開発区の賃貸工場を借り受け、太倉工場として射出成形機を生産するほか、顧客サービスのためのテクニカルセンター、ユーザー教育のスクール等の役割を担ってきましたが、同工場では手狭となり、生産能力の増強ならびに生産機種の拡張(中型機の追加)など次なる展開を図るため、新工場の建設を実施しました。
新工場の完成により、生産機種は、これまでの型締力50トン~180トンに加え、220トン~360トンの中型クラスまでの電気式射出成形機(NEX-ⅢTシリーズ)7機種のほか、射出高速仕様機(NEX-ⅢT-ENシリーズ)3機種を併せた全10機種となります。
中国市場では、スマートフォン関連部品やLED向けのボリュームゾーンでは引き続き底堅い小型機需要が見込まれる一方、自動車向け等では、一度の引き合いで小型機から中型機まで一括納品のニーズがあるほか、化粧品などの容器向けでも中型機需要が拡大しているため、今回の生産機種の拡大により、小型機から中型機までコストパフォーマンスに優れた太倉工場製成形機による「地産地消」の対応が可能となります。
新販売子会社「日精樹脂工業科技(太倉)有限公司」は、旧太倉工場に本社社屋を置いており、これまで組立て・部品加工・倉庫で使用していたスペースを有効に活用し、テクニカルセンターによる成形技術支援や提案営業、また完成機改造の対応やサービス部品のストック等により顧客満足度の向上を図っていきます。
【中国生産子会社(新工場)の概要】
(1)社 名:日精塑料機械(太倉)有限公司
Nissei Plastic Machinery (Taicang) Co.,Ltd.
(2)所 在 地:中華人民共和国江蘇省太倉市青島西路2号
(3)資 本 金:12億1,000万円(日精樹脂工業株式会社100%出資)
(4)役 員:董事長 滝澤 清登(本社取締役海外生産統括)
董事(総経理) 小林 孝浩
(5)人 員:80名(日本人出向スタッフ4名含む、2015年4月1日現在)
(6)敷地面積:27,481㎡
(7)事業内容:射出成形機の製造・販売
【中国販売子会社の概要】
(1)社 名:日精樹脂工業科技(太倉)有限公司
Nissei Plastic (Taicang) Co., Ltd.
(2)所 在 地:中華人民共和国江蘇省太倉市東亭北路111号 中昱科技園No.10
(3)資 本 金:1億8,000万円(日精樹脂工業株式会社100%出資)
(4)役 員:董事長 花岡 茂(本社取締役営業本部長)
董事(総経理) 吉久 則行
(5)人 員:60名(日本人出向スタッフ9名含む、2015年4月1現在)
(6)事業内容:射出成形機・金型・周辺機器・関連部品の販売およびアフターサービス業務
[日精樹脂工業広報]
この件に関するお問い合わせ
担当:経営企画部 小井土
電話:0268(81)1014
本社:長野県埴科郡坂城町南条2110